表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

朱希の過去 〜朱希side〜

咲羅の作品第二弾!

またまた恋系です♪

けど、今回は切なくて、笑う分だけ悲しくなる

そんなストーリーです


私の名前は七宮朱希(ななみやあき)


私は小説を読むのが大好き

特にファンタジーや恋愛系

────ある日


私がいつも通り小説を読んでいると…、

「オタク?キモくない?」

「いっつも読んでるよね?本しか友達いないんじゃないの?」

「それ悲しー!」

「もうキモいからあっち行こっ!」

キャハハ!


そう言って彼女らはどこかに行ってしまった

オタクって…

ちょっと酷いんではないかい?


まぁ、私は何言われても平気…なわけじゃないけど

ほんとはものすごく悔しくて、今にも殴りたくなるけど、もう私は高校生になったから、あの頃との私とはさよならなの


えっ?

私の過去を知りたい?じゃあ教えてあげる


あれは私がまだ小学三年生のこと…


────────……


1人の女子が私に給食の牛乳を頭にぶっかけてきた


「あー!!ごめんねぇ??影薄いからわかんなかったのぉ!!」

「可愛い顔が台無しね??」

「髪の毛白ーい!!白髪はえてるみたぁい!!」

「牛乳くさーい!キャハハハハハ!!」

私は怒りに満ちていた

そして、

私はやってしまった

「キャア!?」

私はその子の胸ぐらを掴んで壁に押し付け首を絞め

牛乳をぶっかけた

そして、

こう言い放った

「あぁら?ごめんなさい?あまりにも目障りで邪魔くさかったものだからついついあなたの可愛い顔に牛乳をかけちゃったの。」

「うっ…、苦し…っ、はな…して…!!」

「離してほしい?だったら今やったこと謝りなさいよ。ごめんなさい、もうしません。すみませんでした。それぞれ一万回言えっ!!!!!!!!!!」

「そんな…、三万回じゃない…、言えるわけ…」

「言えないの?だったらこのまま絞め殺してあげる」

「ひぃ!!!!!ご…、ごめんなさい、もうしません、すみませんでした!!ごめんなさい、もうしません、すみませんでした、ごめんなさい、もうしません、すみませんでした…」ずっとこいつは泣きながら


ごめんなさい

もうしません

すみませんでした


そう言っている

だんだん私も耳障りになってきた

自分から言ったけどもう許してあげる


「もういい、逆に耳障り。さっさと私の目の前から消えて」

そう言って私は彼女を解放した

すると彼女はほんとに反省したみたいで

「ほ…、ほんとっ…は…ヒック…朱希ちゃんモテモテで羨ましかったから…、つい、苛めたくなって…ウック…、そ…れで…、ただのひがみで…牛乳をかけちゃいまし…た…、ごめんな…ウッ…、うわぁあぁあぁあぁん!!!!!!!」


は?

私の顔が気にくわなかったわけ?

それで苛めちゃったわけ?

バカじゃねえのこいつ

バカだよ

バカ


ブスのくせに生意気言ってんじゃねえよ!!!!!


このブスブスブスブスブスブスブスブスブス…


「ほんとは、朱希ちゃんと友達になりたかっただけなの!それで、それで…変な意地はって…」

私はこれ以上彼女に言わせると可哀想だと思い話をやめさせた

「もういいから。私も首を絞めてごめんね…、苦しかったよね…痛かったよね…。ホント、ごめんね…」

それから私達は友達になった


彼女の名前は渡瀬葵(わたせあおい)

して私達は大親友になった


───────……


これが私の過去

これ以上に酷いことをしてきたこともある


でも、もう間違えない

二度とこんなことはしない

そう私は深く深く

胸に刻んだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ