ブラザーズ
ペドルフが立っていた。何で興奮しているんだ?と首を傾げると
「おお、ごめんごめん。興奮しすぎたようだ」
と頭をさする。俺は気になりペドルフに
「何で興奮してたの?」
と尋ねるとペドルフはレイラの方をチラチラと見て
「男同士で話たい事なんだよ」
と恥ずかしそうに言う。男同士で話したいって事ってあっち系かー、前世でも経験あるけど馬鹿みたいに盛り上がるよな、でもこの歳で目覚めるの早いなあと思いながら
「それなら仕方ないか」
と頷く。するとペドルフが両手でお願いのポーズを決めて
「後で、その話を聞かせてくれないか?」
と頼み込む。ファルだとそういう話出来ないと思うから新鮮だなぁと思いながら
「うん、良いよ。放課後、ペドルフの所に行くよ」
と笑顔で承諾するとペドルフは嬉しそうに
「よっしゃー、待っているからな」
と席に帰って行く。レイラが俺に何か言おうとしていたので俺はすかさず
「未知って知らないから面白いんだよ」
とレイラに言い放つ。
放課後になり、レイラ達と一通り会話して今日は一緒に帰れないとつげるとペドルフの席に向かう。するとペドルフの他に別のクラスと思われる双子っぽい兄弟がいた。全く見分けがつかないなと見ているとペドルフが双子に指示を出し
「マーク、こんにちは。僕はカティ。そして」
「僕はコウティ。よろしく」
と2人が一斉に手を差し出す。俺は両手を使い、一気に握手をして
「よろしく、カティ、コウティ」
と挨拶をする。そしてお決まりのトークをする事にした
「カティ、コウティってもしかして双子?」
「そうだよ、人呼んでカコウブラザーズだよ」
とカティが言うとコウティが
「双子だから見分け辛いって言う人がいるから簡単見分け方ね」
と言うと2人が一斉に消える。何?と戸惑っていると
「僕はスキル『透明化』で」
「僕はスキル『同化』さ」
「「見て覚えていってね」」
と一斉に喋る。見た目情報ゼロだよと心の中で突っ込むと2人が現れて
「「これがスキルジョークさ」」
と笑う。スキルジョークってなんだよと思いながら
「凄いね、分かんないよ」
と笑うと2人が一斉に俺の手を掴み、消える。どういうこと?と不思議に思っているとペドルフがニヤニヤしながら
「マーク、今お前がどうなっているか分かるか?」
と聞いてきたので体を見る。すると消えていた。どういう事?と思っているとペドルフはニヤニヤしたまま
「マーク、分からんだろ。今事実を言うが驚くなよ。俺も始めてやられた時に不思議だと思ったよ」
とペドルフが息を吸い込み
「体半分が透明化でもう半分が同化している事をな!」
と大声で言う。俺は体を見て、視認出来ないから驚けないよと心の中で突っ込む。




