子供たちとの思い出。そして成長
幼稚園での学年末を迎えたということで、先生も何かと慌しく、連絡帳を書く時間がもてなかったようで、3月15日に返事を書かれている。実は、年中の時にお世話になった先生は、結婚のため退職されることが決まっており、息子たちが先生にとって、最後の受け持ちの子供たちだのであるが、先生は本当に息子をはじめ、子供たちと真正面から向き合っていただいた。今はまた保育士さんとして頑張っておられるのかなぁと思ったりしている。
3月15日
連絡帳、大変遅くなってすみませんでした。お待たせいたしました。
後残り僅かで賢君も年長さんですね。自我が目覚めてきて、かなり自己主張が激しくなってきましたが、やってはいけないこと、危険なことがずいぶんわかるようになってきましたね。このまま年中としての残り少ない1週間を楽しく送らせたいと思っています。
と、書かれてあった。このときには先生は子供たちにも、幼稚園を退職するということは伝えてあったようで、子供たちも心の準備ができていたようである。先生も、賢のことを愛情こめて接してくださり、園児たちも、息子のことを受け入れてくれてよかったと思う。初めて幼稚園の門をくぐったときは、うまくみんなとやっていけるのか、とても不安であったが、子供たちのほうが積極的に賢に声をかけてくれたり、遊びに誘ってくれたり、私に
「おじちゃ~ん抱っこ~」
と言って、じゃれ付いてきてくれたり、本当に幼稚園ではいいことがたくさんありった。
その最後の1週間であるが、家族全員が花粉症にかかってしまい、ダウンしていたとさと子が書いている。
3月17日
風邪で体調がよくないので、土日は家でゆっくりと過しました。本を見たり、ブロックなどで遊びました。家族みんなで花粉症になって、ダウンしてしまいました。どこも出かけられなかったので、元気になったら、どこかに行こうと思います。
先生の返事であるが、
花粉症は辛いですよねぇ。こんな小さい時からだなんて・・・。可愛そうです。今朝は体操パンツをわざわざ有難うございました。おまけに一緒に過ごしてくださって感謝です。
今日は、朝のお約束の確認のとき、みんなと一緒に座ることができたんですよ。しかもお行儀よく。でも、わざと×なことをするときもあり・・・。波の激しい一日でした。
少しおなかの調子が悪いようで、柔らかウンチが出ました。また食欲はとてもあり、
「おかわり」
と言って、私のから揚げとサラダ・ウィンナーを食べました。
このおなかの調子がよくないということについてであるが、
「そりゃ、あの食器乾燥機の中に入っている食器で食事をすると、おなかも壊すわな~」
そう思う私である。綺麗に掃除して、中に入っているもの全部片付けても、一週間もしないうちに、また元に戻っていた。もう
「片付けろ~」
と、怒るのも馬鹿らしくなってきた私である。まぁ、さと子の母親自体がだらしなかったと、小野田の叔母が言ってたので、母親の影響をもろに受けたのだろう。
そして、2003年3月17日の連絡帳への書き込み。このころになると、幼稚園は卒園式を控えて何かと慌しくなる。賢も卒園式に出席するので、色々と緊張の続く日々だったかもしれない。
3月17日の書き込みはさと子が書いている。
3月17日
卒園式のお話を聞いて先生に負担をおかけし、本人も大変だったでしょう。
いつもと様子が違うのは負担なのでしょう。今日は、もう少し見学したかったのですが、悠が邪魔をするといけないので帰りました。落着いたり、難しかったりと一日色々あったのですね。残り僅かな時間ですが、できるだけ覗いてあげたいです。また伺わさせていたただきます。
先生の給食が少なくなってすいません。本人は嬉しかったと思いますよ。
A先生に自我を出して、家でも自我が出て大変だと思いますが、私もすごく気持ちがわかりますので、何かありましたらおっしゃってください。素直なときは、本当にとてもかわいいのですが、とてもうるさく大きく訴えると悲しくなります。どういう風に言い聞かせるのがいいか、いい言葉が見つかりません。ただ興奮している時にいくら大きな声で行ってもだめなので、しばらく様子を見ます。
日ごろはどんなことをしているのでしょうか。机といすにつくこともあるのでしょうか。また、そのときも見てみたいです。落着いているときもぜひ見てみたいです。そのときそのときで本人もいろいろなことがあるのかと思います。
と言うことを書いている。賢が興奮するとき・・・。それは自分の伝えたいことが、なかなか上手く伝わらないとき。そんな時に癇癪を起こすことが多かった。そしてさと子も、賢の癇癪にイラついて
「お前なんか出て行け」
「お前なんか死ねばええ」
「頼むから私をこれ以上苦しめんでよ」
と、ヒステリックに大声を出すので、賢もますます情緒不安定になって行き、私が仕事から帰宅すると、賢がしゃくりあげて泣いていると言う事もよくあった。いくら賢が癇癪を起こしているからって、
「出て行け・死ね」
そういう、相手を否定するような言葉を平気で投げつけるさと子。恐らく親から同じことを言われ続けて、育ってきたんだろうと思う。でなければ自分の子供に対してそんなことは言えない。
このさと子の書き込みに対する先生の返事は
3月18日
賢君が喜んでくれるなら、お弁当が少なくなっても何のその・・・♪です。近頃は、前にも話したように、×とわかっていても、わざとします。で、叱られると年少組やトイレに逃げます。
「僕はここにいるんだよ~」
と、訴えているように感じます。
今日は、午前も午後も戸外で目いっぱい遊びまくりでした。
と書かれてある。さと子に対して、さすがに保育のプロ。賢との接し方も、よくわきまえておられる。やっぱり落着いて接しないと、賢もパニックになるだけであるし、親が賢に対して、パニックになるようなことをしてどうすんだよって、思っていた私である。




