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吐き出された思い
旅を再開して二年ほどがたった。
私は師匠の故郷を訪れていた。
そこはエルフの森と呼ばれる場所で、旅に出ている師匠のようなエルフ以外のエルフが暮らしていた。
私は師匠の親にあった。
程なくして私は他の国で師匠に再開した。
私は旅のことを吐き出した。
止めどなく、吐き出し続けた。
愚痴を、他の人には言えぬことを、そして彼女のことを。
私は師匠なら受け止めてくれると思い、すべてを吐き出した。
師匠は黙って真剣に話を聞いてくれた。
その時の師匠は仏より仏だった。
一通り話し終わると師匠は「よく頑張った」と言ってくれた。
私はいつの間にか泣いていた。
師匠は次の日には国を出ていた。
程なくして私は大陸に戻り旅を終えた。
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