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あの子
私の旅の中で特に長く一緒に旅をした者が二人いた。
一人は師匠、私を旅に連れて行ってくれた私の旅には必要な存在だ。
もう一人は私が旅の途中で金に困ったときたまたま家庭教師をした家の子だった。
貴族ではなかったが、親が雇っていた。
その子は学習に乗り気ではなかったがそこそこやってくれた。
私が旅のことを話すと露骨に目を輝かせて聞いてくれた。
私はそれなりに腕が立った。
そのため私は、護身術も教えていた。
その子は私以上に武の才があった。
鍛えれば昔の私以上にすくすくと成長していった。
その子も12歳となった。
その頃には私の力はとうに超えていた。
私は家庭教師を終え、旅を続けた。
その子は私についてきてくれた。
私はあの子といろんなところを旅した。
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