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0〜6歳
気がつくと、私は赤ん坊になっていた。
そこは木造の家のようだった。
私が生まれたそこはど田舎だった。
生まれた家は貴族ではなかったが、それなりに裕福な家だった。
そこでは、魔法が日常的に使われていた。
火を起こすにもマッチや火打ち石などではなく、火の魔法や火を起こす見たことのない道具を使っていた。
不幸にも私には魔法の才はなかった。
だから体を鍛えるしかなかった。
そこには魔物と呼ばれる凶暴で人を襲う動物がいた。
街を出ればたちまち襲ってくる
故にここの人たちは必ず弱い魔物くらいは倒すもしくは追い払うすべを持たなければならなかった。
その点で言えば私は幸運だった。
私には武の才があった。
鍛えればすくすくと成長していった。
私が六歳の頃、誕生日会のようなものをした。
小さく質素ながらも嬉しかった。
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