13/14
余生
私はある地に定住した。
この頃には新たな教育機関が出来ており、私はそこで学生たちと親睦を深めた。
私は右足も動かなくなってからほぼ引きこもりのような生活をしていた。
私はなおも私の家に訪ねてくる学生たちに勉強を教えていた。
足が動かなくなり、体も、腕すらも思うように動かなくっていた。
私は最後まで動き続けた。
私は生涯に二冊の本を書いた。
一冊に私のことを、そしてもう一冊にあの子のことを書いた。
その二冊は枕元の本棚に入れた。
最後だ。
本当にいろんなことがあった。
旅、師匠、勇者、あの子。
私は最後にいい知らせを聞けた。
私は学生から師匠たちが蜘蛛を討伐したと聞いた。
私は鼻高々だった。
私は静かに目を閉じた。
私は自分の人生に自信を持てただろうか。
私はあの子に報いることは出来ただろうか。
私は、、、。
ご読いただきありがとうございます。
なにか質問や指摘、わからないところがあったら、ぜひ知らせてください。
改善、説明に尽くします。
改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございます。
次が最後となります。
是非読んでください。
それでは！
