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第一話 〈転生〉

処女作です。

ぜひ楽しんでいってください

 俺は自称平凡な高校生だ。

 そう自称だ。

 どうやら俺は平凡では無いらしい。

 学力は上の中、スポーツは苦手、交友関係はあまり広くもなく狭くもなく、どこにでもいるような高校生だ。

 なのに、周りは揃いも揃って、


「普通はわけが無い。」


 だぁー?

 いじめだろこれ?俺のどこか普通じゃないだよ?ちょっと両親が猟師をやってて、タイプの異性がちょっと特殊で、ちょっと変なことを言うくらいで.....。どこにでもいるよなぁこんなやつ。クラスメートに1人はいる。うん。いるはず。

 まぁそんなことは置いといて、なんで俺こんななんにもないとこにいるんだ?

 なんにもなくはないな。空が広がってる。

 上も下も空が広がってる。

 分かりやすく言うと、快晴の時のウ○ニ塩湖みたいな感じ。知らんけど。あれ、俺さっきまで出雲大社にいたよな?出○大社にいたら空に行くのか?

 そんな馬鹿な。寝落ち?寝落ちなのか?出○大社でお参りしてる最中に寝落ちか?笑えてくる。

 

「いやー。すまんすまん。」


 おぉ声がした。どこだ?どこにいる。とっとと出てこいやぁー!


「いや、後ろにおるんじゃが...」


 うぉびっくりした。ん?なんでここにジジイが?


「ジジイとは失礼な。わし、こう見えても一応神なんじゃぞ」


 一応なんだ受ける。


「受けてたまるか!」


 で、自称神様がなんでここに?というか、ここはどこ?私はだぁれ?


「うむ。お主は死んだ!」


 いや、質問に応えろよ。


「だから、死んだというておろう。」


 応えになってねーよ!ボケてんのかジジイ!老人ホームに行くか?


「だから死んだって言っておろーが!ボケてなどおらんわ!失礼なやつじゃの!」


 ...今更だけど、なんで考えていることが通じるの?変態なの?


「...失礼なやつじゃなお主は...」


 で?結局ここはどこだよ。


「...話を聞いておったか?お主は死んだと言うておろう。だとしたらこの場所は死後の世界に決まっておろうが。」


 おろうがって、俺が知るわけないじゃん。...死後の世界ってことは俺、死んだの?なんで?死因は?


「死因か...。...答えなきゃダメ?」


 当たり前だろ。アホなんじゃないの?


「死因...死因かぁ...その...まぁ...あれじゃ」


 どれじゃ?


「...ちょっとした手違いでの...その...あの」


 煮え切らんな。はっきりしろや。


「...怒るでないぞ?」


 怒らせたくなければはよ言えや。


「隕石でヘッドショット」


 はぁ?舐めてんの?え?何?舐めてんの?喧嘩売ってる?こっちは真面目に聞いてんのになにそれ?喧嘩売ってるよね?


「そのまんまじゃもん!だってそのまんまじゃもん!隕石が頭に落ちて死んだんじゃもんお主は!」


 いやいやいや何言ってんの?隕石が頭に?そんなの雷が落ちてくるより低確率じゃね?馬鹿なの?死ぬの?


「じゃから手違いと言うておろうが!」


 逆ギレすんなよジジイ。頭の血管切れるぞ。


「もう嫌じゃコイツ...」


 ってことはあれか?俺は出雲大社でお参りしてる最中に神の手違いで落ちてきた隕石で死んだの?


「うむ。」


 うむじゃねーよ!で?俺はどうなんの?


「神の手違いで死んでしまったからの。責任はとるわい。」


 なるほど。どうやって?


「転生じゃ。しかも、剣と魔法のファンタジー世界!今どきの子はこういう世界が好きじゃからな。」


 ほほう。それはなかなかいいじゃないか。神様わかってるー。


「じゃろう。しかも今ならなんと、転生特典もついてくるのじゃ!」


 な、な、な、なんだってーー!?


「ほれ。願いを言うてみ。叶えてやろう。」


 なんでもいい?


「うむ。」


 なんこでも?


「そんなたくさんは無理じゃがな。」


 じゃあまず、不老不死で。


「あいわかった。」


 次に魔力無限で。


「うむ任せろ。」


 あとは身体能力をちょー高く。


「底なしにしておこう。」


 あと魔法を作ることができるやつ。


「面白そうじゃなそれは。」


 あっそうだ!魔眼も欲しい。


「どんなやつじゃ?」


 全部!


「...欲張りじゃな。」


 えー?神様のー、手違いでー、死んだー、人間がー、お願いしてるのにー、それをー、無視するの?


「うぐっ...心に傷が...」


 どうなの?叶えるの?叶えないの?


「わかったわかったやりますやらせてください!」


 それで良いぞ。


「...お主は魔王にでもなるつもりか?」


 俺のしたいことを邪魔するやつがいたら魔王にでもなるよ。


「したいことかの?」


 うん。したいこと。

 前世ではあまり自分の意見を言わなかったし、周りに流されるタイプだったからな俺は。だから今度の人生は自分のしたいことをして生きて生きたいなぁーって。まぁ?守るべきルールは守るけど。


「お主も苦労しておるんじゃな。」


 同情はジジイより美人にされたい。


「...お主ってやつは最後の最後まで...はぁ...」


 別にいいじゃんこれくらい。死ぬわけではないし。1回死んでるけどねぇーw


「笑い事かっ!」


 自分の死因でも笑うことが出来る俺すごくね?っていうか体が光り始めたんだけど。なんだこれ?


「そろそろじゃな。じゃあの。異世界で楽しく生きるんじゃぞ。」


 おう!ありがとな神様。じゃあまたな!


「うむ。そなたの次の人生に幸あらんことを...」


  *******


 ...というわけで俺は転生した。

 隕石で死んで神様にチート能力をもらって、異世界に転生。

 どんな次の人生が待っているのやら楽しみだ。エルフ、ドワーフ、獣人、魔族。まだ見ぬ種族を待っとけよ!

 あぁこれからが楽しみだなぁ


 こうして俺こと 夜桜 雨音[よざくら あまね] は第1の人生に幕を閉じ第2の人生を進むのであった。



ご愛読ありがとうございます。

これからもこの作品をよろしくお願いします。


また、『ブックマーク』と『いいね』をよろしくお願いします。


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