説明を受けた
「それで、転生先の世界なんだけど、『フォファリナル』って言う所なんだよね♡。そこに転生して欲しいんだ♡」
「そこで女神様が信仰されているんだな。そういえば、女神様に名前ってあるのか?」
「あるよ♡。『リース』っていう名前がね♡」
「んじゃ、リースって呼んでもいいか?」
「大歓迎だよ♡、最近同じ神から女神様、女神様って呼ばれてて、正直うんざりしてたから、名前で呼んで欲しかったんだよね♡」
「んじゃ、名前で呼ばせてもらうよ。」
「それで、この世界は、一言で言うと『剣と魔法の世界』だよ♡」
「凄いわかりやすいな。それで?その世界で何をすればいいんだ?」
「ん?自由に暮らしていいよ♡。のんびりスローライフを楽しんでもいいし、魔物を倒して冒険者として名を挙げてもいいし、魔王を倒してもいいよ♡」
「魔物とか魔王とかいるのか〜。その世界って貴族とか王族とかいるのか?」
「うん、いるよー♡」
「生まれるところとか決めれるけど、平民のところにするかい?それとも、貴族のところにするかい?」
「あーんじゃ、平民のところで。あと、少し裕福なところで」
「りょーかい♡」
そして、他にも色々な説明を受けた。例えば、この『フォファリナル』では、魔法の種類が火、水、木、風、土、光、闇、そして無の8種類の属性があることや、冒険者ランクはEからSSSまであること、12歳になると教会に行き、そこで神様から加護や、スキルを授かること、そして、「スキル」や、「加護」によって、ステータス値が上がったり下がったりする事を教えて貰った。そして、一通り頭に入ったところで、
「よし、もう転生の準備が終わったよ♡いつでも転生できるよ♡」
足元に魔法陣?か何かが出てきて、どんどん光が強くなっていく
「分かった、これでリースとはお別れだな。」
「そうだね。でも、教会でお祈りをしたら、またここに来れるからね♡」
「そうなのか、じゃあ、13歳になったら会えるな。それまで会えないのも少し寂しい感じもするけど。」
「そうだね♡、でも、神様にとって13年なんて、寝て起きるくらい早いものだよ♡。」
「そうか、じゃあ、また13年後に!」
「行ってらっしゃーい♡!」
そして、俺が光に包まれる直前、
「あ、そうそう!13歳になって、教会に来ることが出来たら君にチートなスキルと加護をあげるね♡!期待しておいてね♡世界最強になれるよ♡!」
「え!?ちょっ、まっ」
その瞬間、魔法陣の光が一層強くなり、完全に光に包まれると同時に、意識が途切れた。