3章『緑の練成術師、神になる』pert12
3章『緑の練成術師、神になる』pert12
若松駅で伝記車が迎えてくれる。それに乗り、理想郷に帰る。今回は四人で・・・想城館のインターフォンを押し、グラン・メオリナに今回の旅の報告をする。彼女たちはときにアイズチを打っていたが話が終わると・・
グラン・メオリナ「話してくれてありがとう。君にとっていい修行になったみたいだね。ところで・・・君に届け物があるのだよ。はい。」
机の中から取り出した、小さく、色と厚みが薄い木の箱を私の前に差し出す。
造「誰からですか?」
グラン・メオリナ「貴方の上司からだよ。」
造「へ?そんな人は居ません。私は個人経営者なのですから。」
グラン・メオリナ「でも、貴方を操る者だって・・・」
造「は?~と、とりあえず開けてみます。」
白い紙の上に茶色と濃緑で一つのタバコパイプのようなものがある。紙の裏には『大きい方を耳にあてて』と書いてある。では早速・・・タラララン!音が鳴り、誰か出た。
「やぁ、君、造君?」
造「はい。」
「いや~グラン君の能力は本物だね。私の作り物だけど。そっちでは現実なんだね。」
造「あ、あの。良く分からないんですが。」
グラン・メオリナ「貴方は夢幻郷の賢者からこれは夢かもしれないと言われたのでしょう?夢でも貴方はここにいる。しかしその夢が貴方の夢でしかないとは言ってない。」
「そっちではまだ現実ではないのか。仕方が無い。氏名は・・・言えない。というか言わないほうが良い。君の過去と現在が教えてくれるさ。」
造「私は貴方の夢の産物ってことですか?」
「そうです。それで、発明家同士、協力してほしいんです。私の発明所の副所長になってください。貴方がいわゆる二次元の案内人に・・・」
造「これが貴方の夢なら従うしかないじゃないですか。」
「そうだね。承ってくれるかい?」
造「はい。手を組んで社会を変えていきましょう。」
「そうだね。じゃあ、君の力と夢幻郷の住人に協力してもらって、原世に近い創世を造ってくれるかな?」
造「しかし、能力の作り方がわかりません。」
「君は片方の夢の表現者だから。じゃあ、また後で。」
グラン・メオリナ「今から再信が来るまで、そばにおいてほしいとのことだってさ。」
続く・・・