リレー小説をやってみて。~あとがき的ななにか~
※本編は前回で完結しております。
砂臥さん、このたびはこのような素晴らしい企画にお誘いいただき、誠にありがとうございました!
最初この企画を持ち掛けていただいた時は、「本当に私でいいんですか!? 絶対後悔しますよ!?」と、内心思っていたのですが、お言葉に甘えて乗らせていただいちゃいました(悪魔の笑顔)。
しかし、そのことが砂臥さんにとって、まさかこれ程の地獄になるとは……。
私はせっかくリレー小説を書くからには、無難なものにはしたくありませんでした。
そのため、砂臥さんからいただいた絶妙な『起』を、敢えて台無しにして『承』を返したのです。
砂臥さんは、さぞかし「こんなやつ誘うんじゃなかった……」と過去の自分を恨んだことでしょう。
ですが時すでにお寿司(ネットスラング)。
もう企画は動き出してしまいました。
砂臥さんは血の涙を流しながら、それでもオチへと繋がる秀逸な『転』を書いていただいたのですッ!
これは私も報いねばならない。
……そう、『承』以上に台無しな『結』を書くしかないと奮起し、出来たのがあの『結』です。
砂臥さん、今だから言います。
――本当に申し訳ございませんでしたッッッ!!!!!!
でもこれだけは言わせてください。
少なくとも私は滅茶苦茶楽しかったです!!!
たとえ読者の方がこの『結』を読んで「えぇ……」となったとしても、私が楽しかったんですから、それだけでこの企画は大成功と言って差し支えないのではないでしょうか?(サイコパス思考)
本作をお読みいただいた読者の方々と、なにより悪魔からの嫌がらせに耐え抜いて本作を編集・監督していただいた聖人君主のような砂臥環様に、この場をお借りして深くお礼申し上げます。
間咲正樹
★☆★☆★
砂臥はなんか行き詰まっていた。
……割とよくあることではある。
いうたら『季節の変わり目に風邪引く』以上にある。
『なにか新しいことがしたい!!』
──ただし、さっぱり思い付かなかった。
こんなときは……そうだ、他人の力をお借りしよう!(安直且つ怠惰)
そんなわけで私は『間咲正樹』さんにメッセを送った。
間咲兄さんは『思春期乙女兼ハイパードエムメンヘラクリエイター』という異名をもつ。
……無敵である。(何が?)
兄さんは「リレー小説やってみたいっす」という私のお誘いに快く乗ってくれた。
きっと眼鏡(おそらく本体)も万華鏡の如くキラキラ輝いていたに違いない。(会ったことはないけど、かけてるらしい)
とにもかくにもリレー小説を始める事となった兄さんと私。
ネットで見つけたお題サイトで『会議室』『二百十日』『自虐』というワードを手に入れる。
兄さんが『滅茶苦茶にしてやるぜ!(意訳)』という『ハイパードエムメンヘラクリエイター』らしからぬ発言をなさったので、『起承転結』の『起・転』を担当させていただくことにした。
自ら滅茶苦茶にしても自ら責任はとってくれる!
流石は兄さん!漢の中の漢だぜ!!
いや、ドMの中のドMかな?!
とりあえず与えられたお題をそれなりに取り入れて、作りやすいように幾つかフラグを入れて一話目を兄さんに送った。
『承』部分が兄さんから届いて、読んだ私は大爆笑。
フラグオール無視かよ!!
しかも出オチ的な濃厚キャラが3人も!?
つーかラストで追い込まれてるし!!!
あと一日しかないじゃないか!!
『これは酷い』(誉め言葉)
──兄さんはあっさり予想の斜め上を越えてきた。流石は『思春期(以下略)』兄さんだ。
総括すると、私の部分大して面白くありません。
これは兄さんの独壇場でした。
それでも全然構わない。
凄く面白い体験ができたし、自分になにが足らないのかちょっと解った気がしました。
やってみて本当に良かったと思います。
間咲正樹様に、格別の感謝を。
ありがとうございました!!
砂臥 環