狭間にてワシは
掲載日:2019/03/17
空はどこまでも遠い
空はどこまでも蒼い
時に黄昏は来たり
それは気紛れに垂らされた蜘蛛の糸のように
とても残酷で
とても優しくて
空はどこまでも冥い
空はどこまでも深い
時に暁は染まる
それは気紛れに覗かれる壁穴のように
どうというわけか
なんというわけか
空はどこまでも傍に
空はどこまでもここに
時は変われど
それは気紛れやもしれぬてと
海はどこまでも広く
海はどこまでも続き
時に潮が満ち足りて
それは偶然を引き当てたかのように
ワシの足を浚っていく
海はどこまでも遠く
海はどこまでも蒼く
時に潮は引きはじめ
それは偶然を引き当てたかのように
ワシの足を浚っていく




