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能無しの俺が全てを覆すまで~  作者: ノブ
第一章 始動
2/5

能無しの日常

続きです。よければご覧下さい。この章から胸糞展開です。


教室にやって来たアキトとゲイル。教室は実技試験ということもあり、ざわざわと騒がしかった。どうしよ~とかイケるかなぁ・・・など様々な会話が行われていた。


クラスは学年別ではなくランク別なので各クラスに様々な年代の生徒逹が在籍する。それだけに教室もとても広く、200人程度の人数は簡単に入れるスペースになっている。こういった様に広い年齢層の生徒逹が各ランクのクラスに在籍している。


しかし、アキトに話しかける者はいない。アキトは最下位のこのクラスですら、ダントツの落ちこぼれなので誰も相手にしないのである。さっきまで隣にいたゲイルすらももう近くにおらず、違うクラスメイトの近くに話に行っている。


(あの野郎・・・!)


アキトがゲイルを友達と思わない理由の一端がああいった行動である。


アキトが一人席に着くと教室に担任の教師が入ってきて、生徒全員に伝わるように喋りだした。


「今日は一週間前に伝えておいた実技試験の日だ。魔法の実技試験が行われた後に剣術の実技試験が行われる。準備を整えたら各自移動するように。」


担任はそう告げるとさっさと行ってしまった。


「相変わらず愛想ねえな、あの担任」


アキトがそう毒づいてる内に何人かの生徒はもう教室を出ていた。


魔法の実技試験は学園の校庭で行われ、各クラスが集まって合同で行われる。試験内容は魔法を丸太に向かって放ち、威力を計測するといった方法である。各自炎だったり、水だったり、風だったりと様々である。魔法の属性の種類は炎・水・風・雷・土・光・闇の7つ存在する。アルバーンに限らず、大抵の者は何かしらの魔法に目覚めるので、アキトの様に魔法に一切適正がないというのは本来ありえないのだが・・・ 。


そうしてアキトの番が来ると。


「おい、見ろよ能無しのお出ましだ(笑)」

「本当だw能無しが何すんだよ(笑)」


わざと聞こえるように嫌みが言われる。アキトに対してのそういった陰口や嫌がらせは今に始まったことではない。わざとぶつかったり、無視するなどの嫌がらせが行われる。同じ5組のものですらバカにした態度を変えない。しかしアキト本人は黙ってはいない。


「おい!言いてぇことがあるならハッキリ言え!」

「おい、なんか能無しがしゃべってんぞ?w」

「能無しの癖に態度はでけぇなw」

「そんなに言ったらかわいそうよw事実だけどw」


そう怒鳴るも、起きるのはクスクス笑う嫌みな声と蔑む視線だけだった・・・。その後試験は開始されるも魔法に適正がないアキトは全く魔法が出せずに評価は5段階中で0の結果で終わった。








続編も今日中に投稿します。よければどうぞご覧下さい。

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