第01話 俺の妄想力ってもしかして神?
いつもの学校への登校途中、俺はその暑さに打ちひしがれそうになる。
そうしていつもの坂に差し掛かったあたりで目の前がいきなり暗くなっていく
「あーやべーたぶんこれ熱中症ってやつだな」
そう思った瞬間目の前の景色が完全に黒くなってしまった。
はずだった。しかし目の前には見たこともないハイテク都市が広がっていた。
「ん?ここってどこだ?俺の想像力やばすぎだろ。たぶん暑さで脳みそ死んじゃったんだな。さようなら僕のバラ色の人生」
といってもそれまでバラ色かって言われると即答でNOと答えるんだが。
まあそんなことを考えている場合ではない。とにかく俺の妄想力豊かで絶賛崩壊中の脳みそに感謝して最期の余興を楽しもうじゃないか。
そうして街中を少し歩いてみると、まるでとある(以下略)のようなお掃除ロボットがバリバリ働いていた。
「お疲れ様です。所詮人間の手のひらで踊らされて人生いやロボット生を残念に終えてください」
ロボットは俺の皮肉に気が付いたのか、僕の顔面が壊れるまで殴りつけましたとさ
「ちぇーロボットに脳みそがあったとは!」
ここまで妄想はリアルじゃなくてかまわないんだけどね!もっと俺の妄想なんだから俺の自由に動かせてもいいんじゃないかと思うんだけどね!
すると目の前がまた暗くなっていく
「あーもう終わりかー」
もう死ぬんだな。たぶん俺の脳みそが熱中症でおかしくなって、死ぬんだな。たぶんこれが現代版の三途の川だったんだな。ロボットに殴られて終了とかまじ不覚だなどうせなら超美少女に殴られたかったな
暗くなっていく視界の中、意識も朦朧としてくる。
「あー俺の人生何にもなかったなー」
異世界転生できたら、伝説の英雄とかになれますように
そうして完全に目の前が暗くなった