ダブル ガンナー& ヴァンパイヤガール
銃声の鳴った方向を向くとそこには銃を持った二人の男、響介と真介がいた。
『その二人を離せ、吸血鬼先生よぉ』二人は銃を構えた、響介の銃は拳銃と言うには大きすぎる、30センチと言うところだろうか、色は銀色に光っている。真介のはリボルバーだが銃身はオートマチックで出来ている、色は銀色である。『お前達は昨日の奴らか、』『ずいぶん捜したんだぞ、まさか教師だったなんて』『黙れっ!』『昨日とは違うんだよ昨日とはっ!!』吸血鬼教師はそう言うと優子と楓を放り投げた。『殺れ』指を鳴らしゾンビ達は響介達に襲いかかった、数は30体ぐらいである。『ドォン ドォン ドォン』響介と真介の銃は火を吹いた。その銃弾に当たったゾンビはまるで砂の様に崩れていった。『なっなんだその銃は!?』吸血鬼教師は恐怖した。『俺の銃弾には
「魔力」が篭められいる、
「魔弾」だ』響介が答え、次に真介が答えた。『俺のは祝福儀礼をした銀を溶かして作った特製の弾丸だ』
「「これを喰らって平気な化け物はいねぇ」」二人はハモりながら言うと銃を向けた。『くそがっ!行けぇゾンビどもっ!!』ゾンビは二人に襲い掛かって来た、響介と真介は二手に別れゾンビを倒しに行った、吸血鬼教師も二人に襲い掛かって行った。『今のうちに逃げよ』投げ飛ばされた優子と楓はその場から逃げ去ろうとした。がしかし、10体のゾンビが優子達に襲い掛かって来た。『きゃあああっ!!!』その声に真介は気付いた、しかし目の前の敵で手一杯になっていた。
だがある事に気が付いた、彼女も吸血鬼、ヴァンパイヤである事を、ロザリオを外せば吸血鬼として覚醒する事を。
真介は叫んだ。
『優子ちゃーん!ロザリオを外すんだ!!』優子はその声が聞こえた、そしてそれを実行した、その時優子の体に異変が起きた、黒だった髪が紅に染まり目の黒い部分が紅色になった。変わったのは外見だけではない、彼女の感じる世界が変わった。『ゆっ優子、どうしたの?』楓は心配した、体が変化していく友達を、しかし優子の返事は以外だった。『ここで待っててね』優しい顔して答えた、そう言うと優子はゾンビに向かって行ったさっきまで血生臭い匂いがチョコレートの様に甘い匂いに感じる、ゾンビを殴ると豆腐の様に砕けた、何故かそれに快感を覚えた、そう優子は吸血鬼、ヴァンパイヤとして覚醒したのだ、今度は優子がゾンビを襲い掛かって行った。