アンデッド ザ ガーデン
悲鳴の元の優子と楓は広い教室で目の前で起こってる事に驚愕した。そこには3時間前まで自分達に講義をしてくれた教師が目の前で
「あってはならない事」をしていた。『せ、先生、な何をやってるんですか!?』優子の声は恐怖で震えていた。その教師は当たり前の様に言った。『何って、見ての通り血を吸ってるんだよ。大丈夫君達のも後で吸ってあげるからちょっと待ってて。』まるで次の食事をする様な言い方だった。『ゆっ優子、周り見て、みんながっ!』楓は気付いてしまった、辺りに3時間前までいっしょに講義を受けてた学生が死体になっていた。しかし
「ただの死体」ではなかった。『捕まえろ』教師がそう言って指を鳴らすと死体が起き上がり優子達二人に向かった。『いやあああああっ!』優子と楓は悲鳴をあげながら逃げた。必死に逃げた、中庭に出て学校を出ようとした。しかし目の前にさっきの死体、ゾンビが現れた、二人はさがって逃げようとしたしかし二人はすでにゾンビ達に囲まれていた。そのゾンビ達を割ってあの教師が現れた。『さあこれから君達も彼らの仲間入りだよ。その前に血を吸わなちゃねぇ』教師はそう言うと消えた、と思った瞬間、二人の目の前に現れた、消えたのではない、
「消えるぐらい」速く移動したのだ。左手で楓の首を、右手で優子の首を持ち上げた。『まず君からだ』そう優子に言うと首を噛み易い場所まで下げた『優子ーっ!』楓は叫んだ、友達が得体の知らない事をされそうになっているからである。優子は覚悟した、ここで人生が終わってしまう事を。しかし優子は忘れていた、自分は一度
「人生が終わった」事を。吸血鬼教師の歯が首に触れるその瞬間、
『ドォーン』銃声がどこからか鳴った。