「甘党」になりますかな。
コーヒーが飲めないと言うのはやはり主人公的にはどうだろう。
別にかまわないんじゃないか?
馬鹿なことを言うな。
主人公と言えば「やるときは やる」が普通だろ。
いや、でも コーヒーはちょっと・・・
そんな中森が見せてくれた希望。
それは、「甘党」になること・・・・・・・
開放感溢れる休みの日曜 俺たちは中森の家の中森の部屋にいた。
そこには家にあったであろうありとあらゆる 甘そうな食物がおいてあった。
しかしそれだけでは足りなかったらしく
貯金を切り崩して(俺の金)甘ったるそうなモンを買ってきていた。
見るだけで吐き気がしそうな光景だ。
むしろ吐き気がしてるぐらいの勢いだ。
「もしもし中森、これらをどうするんですか・・・・?」
やつは腕組をしている。
そして俺の質問を聞いたとたん
口元を緩ませやがった。緩みに緩んでいた。
「これらを君には一気に食べてもらう!!」
予想はしていた。予想はしていたんだ・・・・!
しかし、甘物を一気に食べるなんて
通常の人間にできるものだろうか。
主人公は何かしら能力を持っている、と思う。
俺は主人公のはずだ。
だから、俺も何かしらの特技がいずれか見つかるはずなんだ。 多分・・・
しかしだ 「甘いものを多量に食べても平気な能力」なんて俺は要らない!!
「ふざけるな 中森 そんなんで甘党になれるわけねーだろ!!」
俺は心配だ。激しく心配だ。
この際言うが、心配を軽く超越している。
「安心しろ!!」
できるわけがない。
「俺を信じろっ!!」
信じれると思ってんでしょうか。
「前例があるっ!!」
「マジかよ・・・・・!!」
思わぬ言葉に声が出てしまった。
まてまて、落ち着け俺
前例があるということは この拷問みたいなことを過去にやったことがあるということか!!
「おまえは悪魔かぁ!!」
「俺じゃねえよ!! 今回で初めてだよ!!おれのひぃひぃじいちゃんが被害者だよ!」
こいつついに被害者とまで言いやがった。
「それで、その人はどうなったんだ?」
そう聞くと、中森はちょいと難しい顔をして
「甘いもんしかくえなくなった・・・そして 糖尿病に・・・・」
「化け物だ・・・・・・・・・」
最悪だ。最低だこいつ・・・
友達を糖尿病にする気か。
そして 中森は大量の甘物を手に持ち
「さぁっ 食うんだ!!」
と、俺に詰め寄ってきた。
食いたくない。食べたくない。
「俺は食わんぞぉぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおおぉおぉ!!」
結局食べた。
あぁ食べたよ。
食べちまったよ。
水で流しこむ作戦を決行しようとしたら、水に砂糖が大量に入ってたよ。チクショウガ
最後まで抵抗したが詰め込まれちゃしょうがない。
甘いものは二度と見たくない。
こうして甘党になる計画は失敗に終わった・・・。