すべては「非日常」のために。
俺は認めない。
認めたくない、平凡な日々なんて
人間いずれか死ぬ
その間に、学校に行き、就職して 退職
そして 楽しい老後生活・・・・・
ふざけるなっ!!
せめて 学校生活だけでも「非日常」が欲しい
しかし そんなこと 願っても「非日常」なんて来るはずがない。
それが現実だ。
そうさ98%ありえないんだ・・・
それでも俺は残りの2%に賭けてみなくてはならないんだ・・・
高校1年の二学期の始業式
俺は遅いわけでもなく、だからといって早い時間でもない
時間に学校に向かっていた
夏休みが終わってしまった絶望感と新しい仮面ライダーへの期待感しか
今の俺にはなかった
「おっす、サク おはよ~。」
何か変なやつに話しかけられた気がする。
昔から 「変な人に話しかけられたら 無視するか、バックドロップかましなさい」
という 母からの教えがあるから 俺は無視するほうを選択した。
「おいおい 無視するなよ 波形 策ぅ!!」
ふむ、 中学時代からの友人の声に似てる気がしたが・・・・
どうせ、ただの勘違いにすぎないだろう
考えてみろ、友達だと思って話しかけたらまったく違う人だった
ということになってみろ
話しかけない方が何百倍も安全だろ。
人間なるべく安全な道を選ぶもんさ
「今ここでお前の恥ずかしいこと 叫んでもいいんだぞ?」
「・・・ごめん・・・・・。」
こいつは中森優。
さっきも言ったが中学の時からの付き合いで
俺と同じ「非日常」をこよなく愛するやつだ。
どうやら 俺みたいな変わったやつでも一人くらいは同士ができるらしい
「おいおい 聞いたか サク」
こいつからの情報はけっこう信憑性がある
どっから仕入れてるかは教えてくれないが・・・
「今日 この学校に転校生が来るらしいぞ。」
バンッ
思わず俺は手に持っていた鞄を落としてしまった。
「おい、 今なんと言った・・・・!」
「フッ あぁ この学校に転校してくるやつがいる。しかも 女子だ!」
「じょ・・女子だとっ!?」
ついに・・・ついに
中学はこいつしか友達はいなかった・・・
高校でもたいしたことは 何もなかった
だが今日長年願ってきたイベント!!
「こうしちゃ いられない 急ぐぞ 中森!!」
「おうよっ」
そして 俺らはいつもではありえないスピードで学校に向かった。