1.5話
グチュグチュ
暗い路地で響く私から出る恥ずかしい音と共に私の身体から何かがせり上がってくる感覚がする。
私は両唇を口の中に入れ込み歯で押さえ込む。
私のなかで何かが爆発すると共に体の脱力感と頭の中を暴れまわるゾクゾクに襲われる。
瞬間、物陰から同時に2本の足と私がよく知っている声が聞こえた。
「やあ、あ」
私の思考が動き出すし始めると同時に立ち上りその場を去ろうとした。
だが足の力が抜けてその場にへたり込んでしまう。
「足がぁ」
私は顔を上げ、目の前にいる元友達を睨みつける。
だがそいつは私の前で屈み込み私の方に手を伸ばしてきていた。
瞬間、頬に温かい感触がする。
「んっ」
私から発せられた声に体温が熱くなる。
私は直ぐにそいつの手を力いっぱいにはらいのけ冷たく言葉を放つ。
「やめてくれない?」
「すすす、すみません」
目の前の奴は立ち上りながら手を背中の後ろに隠し、申し訳なさそうに謝ってくる。
だがいやらしい目をこちらに向けてくる。
私はそれを無視して足の下に下がっていたズボンを履き、立ち上がる。
目の前のそいつは私の顔から目線を外さずに私を見上げてくる。
その事が私の勘に触りそいつを睨む。
そいつは一歩後ずさるが私の顔から目線を外さない。
私はそいつに呆れながら言う。
「学校で広めたら殺すから」
その言葉を聞いてそいつはキョトンとした顔になる。
(もしかして私に気づいてない…)
私はその事に苛つきそいつの名前を呼ぶ。
「澄香さん」
瞬間、澄香は体をビクリとさせ口を開けて驚いている。
それを見て私は清々しい気分になり澄香が来た方向に歩き出す。
私は自室のドアに寄りかかりへたり込む。
「なんで言ったの!?」
私は小声で自身に問いかける。
手を顔に覆い続けて言う。
「あいつの名前を言わなければあいつは気づかなかったじゃん!」
私は手を顔から剥がし、両手で拳を作り自身の頭を弱めに殴りつける。
「私のバカ〜」
自室に私の震え声が響く。
私はベッドのふらふらと歩き、体をベッドにダイブして足をばたつかせ叫ぶ。
「ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙」
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