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世界樹の森、守ります。  作者: 杉本 雨
第3章 それぞれの想い

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43 梅の花

 

 東京/増上寺


 世界樹の森で芽吹いた梅が花を咲かせた。


 ――1877年、和宮親子内親王は東京で亡くなられた事になっている。

 突如姿を消し、異世界に召喚されてしまったなどとはその時代、誰も考えなかっただろう――



 私は梅の枝を持って増上寺の徳川家霊廟の中にある第13代将軍徳川家茂の墓碑に梅の枝を捧げた。青い空に東京タワーの赤がよく映えている。


「長い間申し訳ございませんでした」


 そして和宮様の墓碑に立ち寄り

「本当にきちんと還ってこられたのでしょうか」

 小さな不安を口にすると木々を揺らしていた風が止み、止まった時の奥で声がした気がした。


「…………」



「それなら良かったです」



 時が再び動き出し、風の音が戻った。

 幕末からノルディアの戦後を生き、異世界に遺された強大な呪いの主は、ようやく帰還を果たした。

 これからも日本で、ノルディアで聡明で美しい勇敢な彼女の名前はいつまでも語り継がれるだろう。



 やわらかな春の風が時空を超えてふたつの世界を吹きぬけた。



 これからが世界樹の森の管理人としての私の仕事のはじまり。

 いつまでもみんなで森を守っていきます。




とりあえず一旦完結で。

ありがとうございました。

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