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  作者: 来音_♬.*゜
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現実を見過ぎた瞳への恐怖

3.現実を見過ぎた瞳への恐怖

自分よりも遥かに長くこの世界を見てきた人の、冷静さと残酷さを兼ね備えたその瞳が苦手だった。

大人になったら自然に、残酷な人間になると人生を少し生きた頃感じていた。

大人という存在から距離を置きたいと思ったその時、ちょっと自分の考えが違ったことに気づいた。

大丈夫?と声をかけてくれる人間たち全員、どうせ話だけ聞いて「助ける」なんてことしてくれないと思っていた。

でもその考えとは真反対の人に出会った。

一人目の人は僕の話を聞いて、頷いて貴方らしくと、自分の生き方を教えてくれた。

二人目の人は話を聞いて少し戸惑った。

でも、考え深い文章と共に生きる自信をくれた。

相手の話に現実味を求めるのではなくて、まずは素直に受け止める。

こんな大人にだったらなってもいいと思った。

あれから数十年、僕はまだ自分を演じているのではなくて、自分になれているだろうか。

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