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現代日本の魔法
現代の日本の魔法は全くと言っていいほど進化していない。
人々は魔法の存在すらも忘れ、人工知能と言うものが知れ渡る時代となっていた。
現代日本で魔法の存在を知っている者は10人もいないだろう。
その10人の中に入るのが私だ。
この国では魔法技術の向上は望めないだろう。
だから…
「魔法の進化の先頭を歩く、異世界…行きたいなぁ」
「何言ってんすか、先輩。異世界なんて昔の人が思いついた空想に過ぎないですよ」
「なんてこと言うの!藤波」
藤波は魔法の存在を知っている数少ない人物で、私と同じで魔法の研究をしている。
「そもそも、異世界なんてあっても行き方が分からなきゃ意味ないですし」
「古代書物から調べれば見つかるかもしれないでしょ」
「そんな可能性の低いことを…」
「可能性が低くても、やってみなきゃ始まんないでしょ!」
異世界に行けば魔法技術のさらなる高みを目指せるはず…!
時間もあるし、古代書物からなにか手掛かりがつかめるかも。
「私は書物の保管庫行ってくるから研究の続き頼んだよ!」
「ちょっ!先輩!押しつけはひどいですよ!」