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大気と農業

 基本的に、農業は作物という植物を育てる産業です。

 なので、大気との関わりは、人にとって好ましいものと思われがちです。光合成とかしてますしね。

 ですが、そんなことはありません。


 その原因は、酷く大雑把に言うと、肥料にあります。


 肥料。それは、農業とは切っても切れない関係にあるものです。作物を人間に例えるなら、肥料は肉と野菜です。

 その三大要素は、『窒素』『リン酸』『カリウム』です。このうちの、『窒素』がとても悪い働きをします。


 というのも、植物が吸収出来る窒素は、『硝酸態』もしくは『亜硝酸態』なのです。


 ……環境問題に敏感な方や、化学好きな方は気が付きましたね。だいたいその認識で合っている、と思います。

 そうでない方向けに説明すると。

 硝酸態や亜硝酸態は、NOxと呼ばれる物質です。


 これらは、もろに酸性の物質なんですよね。


 ……おっとこれは『水』の方で語った方が良いか。とりあえず、頭の隅に置いておいてください。

 で、硝酸態や亜硝酸態の窒素は、分解されるとアンモニアになります。

 はいその通り! これらは、劇物です。

 ついでに、温室効果ガスです。


 ……まあ、劇物だ、といっても、ほとんど水に溶け込むのでほっとんど揮発しないのですが。データとして取ろうにも、揮発していることが分かるギリギリのラインを行ったり来たりする程度の量なのですが。

 劇物として働けない、その、ちょっとの揮発が恐ろしい。なにせ、農地は沢山ありますから。

 古いものですが、農林水産省のデータによると、世界の二〇〇二年から二〇〇四年の平均『穀物』収穫面積だけで、六,七億ヘクタールあります。六七〇万平方キロメートルもの土地で、穀物を育てている訳なんですよね。

 そんな広大な土地から、これらの物質が揮発する訳で。『塵も積もれば』ってことで、凄い量になります。

 そして、硝酸態、亜硝酸態の窒素(NOx)が、窒素(N2)に戻る過程で、亜酸化窒素(N2O)になることがあるのですが、これ、二酸化炭素の約三〇〇倍の温室効果をもたらします。


 田んぼはそれだけではありません。

 田んぼは、水を張っている間、土の中で微生物が盛んに嫌気呼吸を行うので、メタンを発生させ、大気中に放出します。

 この、メタンの排出量が多い田んぼは、一般に肥料をやり過ぎていて、土を干すタイミングを見計らえていないものが多い、と言われますが。世界的に肥料やり過ぎていない田んぼの方が珍しく。又土を干すタイミングなんて生まれてからおじいちゃんになるまで農業をしている熟練の方でも見抜けないし、機械はもっと無理です(機械が何故無理かは、蛇足になるので解説しません。気になる方は沢山論文読んでくださいね?)

 そして、このメタンは、二酸化炭素の約二五倍の温室効果をもたらします。


 という訳で、農地も温室効果ガスを放出しています。条件の揃った田んぼだと、分解する二酸化炭素の量よりも放出する温室効果ガスの方が多い、なんて説もあります。

耕地面積のデータちゃんとしたの出てこなかった…

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