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小話『神父様の眼鏡』

作者: deep sea
掲載日:2019/07/23

『この眼鏡をかければなんでも見えるのです。そして、この教典には、人が平和になるための教えがあります。いつか、あなたたちにも祝福を』


少年は、遺体となった神父様の眼鏡を手に取った、そのレンズは、ただのプラスチックだった。

教典の本を開いた。見たこともない絵のような文字が並んでいた。やってきた大人たちが言うには

「これは子供のいたずらだ」

とのことだった。


神父様の目は見えていなかったのだ。


それでも、神父様は神を信じ、平和を説き、ぼくたちが生きるためと戦っていたのだ。


少年は、眼鏡をかけて、経典を開く。神父様のことを思う。そして平和を思う。


いつまでもここは変わらない。それでもみんなは口にする。

『いつかあなたたちにも祝福を』


駄文失礼しました。

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