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桜の枝と私

作者: 春月美桜

ある春の日、私は桜の花のついた大きな枝を見つけた。

枝は乱暴に折られていて、とても可哀想な状態だった。

この枝をどうしようかとても悩んだ。

何でそこまで悩むかって言ったら、私の名前が「桜」だから。

それにこの枝、花がまだまだたくさんついているもの。

ただでさえ貴重なのに、こんなにされちゃ酷すぎる。

どうしよう、今更何かで留めたって意味無いし...。

何か、この枝を上手く活用できないかな。

近所の大工さんのところに行って、色々聞いてみた。

すると、枝の部分は何か小さな彫刻にして大工のおじさんがプレゼントしてくれることになった。

花はどうするか分からなかったので、お母さんに聞いてみたら数分で押し花にしてくれた。

1日後、大工のおじさんが桜の花を持ったウサギの彫刻を持って来てくれた。

本当に嬉しかった。

その後驚いたことに、おじさんは亡くなってしまった。

私は本当に泣いた。泣いて泣いて泣きまくった。

でも、私は立ち直った。

おじさんのくれたウサギがいるから、きっと大丈夫。

私はそう信じて、今日も一歩二歩と歩き出す。

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