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異世界黄伝  作者: 行当遭遇
3/3

第2話 黄色い人と仲間たち その2

 投映された映像の少し前のこと。

 俺は『次野(つぐの) 日乃(ひの)』とあるハプニングにて、異世界に来てしまった日本人だ。職業はユニークジョブ『はぐれヒーロー』、『テイマー』のダブルジョブだ。冒険や魔王討伐など異世界でいろいろな困難を経て、やっと夢のマイホームを手に入れ仲間たちと平和な暮らしを手に入れたかと思われたが、世の中そんなに甘くなかった。


 その日は夕食に招待されていた。招待してくれた相手は俺とは別の異世界『マジキス』の黒い魔女っ娘『パル・グラムハート』魔法の国からやって来た、ちょ~とお茶目な女の子ならどれだけよかったことかと思うほど、某ヤサイの人の王子並みのプライドの塊な上にヤンデレ化してしまい、扱いを間違うと地獄見ることになる相手だ。

現在、周辺国家から超特級危険生物指定されていて、『魔王に遭ったら神に祈れ、黒き魔女に遭ったら来世に期待しろ。』と言われている。ちなみに、魔王は俺が2度、彼女に6度倒されている。


 彼女は一度は元の世界に帰った。魔法世界では15歳から18歳までの間で異世界で修業し帰国後は異世界にはいくことは許されていないため、二度と会うことはなかったはずだった。だが、帰世界後、世界征服を成し遂げ、『トライアス』と『マジキス』を自分だけが行き来できるゲートを作り出したらしく、戻ってきた。理由は、俺の嫁になるためらしい。ちなみに、向こうの世界は彼女がこちらに来ている間は平和らしく彼女の異世界滞在を歓迎しているらしい。


 そんな彼女の招待に、命の危機を感じているのには理由がある。

 彼女の料理には謎のスキルが常に発動しているのだ。以前、料理を手伝ってサラダ用の胡瓜のスライスを皿の縁を円を描くように並べてもらった時のことだ。ただの胡瓜だったものが、数種類の雑草を一緒に口に入れたような味になっていた。それは、彼女が持つ奇跡のスキル『美的センス』、『味音痴』、『無敵胃袋』、『有毒化』のなせる技。彼女には鑑定系のスキルはなく、さらに自分のスキルも確認できない。故に、見た目だけは綺麗な料理ができてしまう。彼女自身は笑顔で毒物も食べられるため、自分が食べておいしかもと思ったものは、相手も食べてほしいから笑顔で進めてくる。その笑顔に騙されて犠牲者が増える。


 そして、彼女はプライドが高いのでマイナススキルを認めない。


 結果、俺に愛情たっぷりの手料理を作ってくれる。今までは、俺にだけ作ってきたが今回は俺の仲間も全員招待された。それは、彼女の使い魔のアドバイス『将を射んとする者はまず馬を射よ。』の一言が原因だ。俺は、『毒耐性』と『自然治癒』を持ってはいるが、彼女の料理を食べると回復するのに2週間程度かかる。他の仲間は、死んだこともある。仲間たちは『七転八起』と呼ばれるチートスキルがあるため週に7回は死ねる。だが、恐ろしいのは『追撃の看病タイム』。前回の異世界三周年パーティーの時は仲間たちは、1日2回、合計9回死んだ。週の始めからだったら、きっと、今この場にいない。その恐怖が再び訪れる。



 緊急会議を開き俺と仲間たちはある計画を立てた。


 『料理無毒化計画』立案者 俺


 概要 [購入食材から今回の料理は和食であるとの情報を得たため。箸を用いることを利用して箸に無毒化の能力を与えて彼女にプレゼントとして贈り、その場で使ってもらう。

投稿が遅れてしまいました。

まさかの起きたら日付が変わってました。

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