眠りたくない
たくさん仕事をして
へとへとになるか
お酒をたくさん飲んで
へべれけになるか
どちらかでなければ寝られない
でないと
あなたがいないことを思い出して
泣き出してしまって眠れないから
そうやって
無理矢理寝ると
泥のように
夢も見ずに
寝る
あなたの夢が見たいのに
泥のように
寝る
いつも
六時間寝ても
八時間寝ても
寝たりなかった
のに
今は四時間寝られると
長く寝た気がする
昼寝もしなくなった
土日は三時間だって
四時間だって
昼寝していて
あなたをあきれさせていたのにね
なんでだろう
きっと目が覚めるのがいやなんだ
あなたの遺影を目にするのが
あなたの入った白い箱を目にするのが
何もかも
見たくないもの
でも
何より愛しいあなたのよすが