「ねねさん、中華料理店に飛び込む」の巻
(夕方までに一戦を終え、おなかを空かせて食事に向かう、まささんとねねさんなのでありました)
「最近、わたし気付いたのですよ~」
「何をです?」
「おなかがいぱいの時は、えちする気にあまりならないということにです」
「ああ、それはですね。人間は、その三大欲求を一気にふたつ以上満たすことが出来ないからです」
「三大欲求て、なんですか?」
「食欲、睡眠欲、性欲のみっつです。え~と、わかりやすく言うと、食べたい、眠たい、エッチしたいのみっつですね」
「なるほど。つまり、わたしたちがえちしたあとご飯食べに行こうとしているのは正解というわけですね」
「ええまあ、そういうことになりますか」
「さすがはまささんですね! なんでも知てます! わたし、そういうまささん、ソンケーしてます!」
「(心の声:先にベッドインしようって言い出したのはあなたのほうなんだけど……って、まあいいか)」
「ところでまささん」
「なんでしょ、ねねさん」
「今日はどこでご飯食べますか?」
「何かご希望は?」
「う~ん、特にないです……あ! あそこのお店はどーでしょう?」
「中華料理店みたいですね。入ってみますか?」
「入てみましょう!」
まささんはこの時、おのれの軽率な判断が続く悲劇をもたらそうとは想像すらしてなかったのでした。