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「ねねさん、納得する」の巻

「なるほど。なんとなくわかりました。つまり、王さまの横にいると、自分も王さまになた気がして気持ちがいいということですね」


「まあ、そんな感じです」


「誇りはないのですか」


「?」


「偉そうにしてる男に繋がって自分も偉くなた気がしてるて、フツーならプライドが許さないと思います」


「(心の声:日本の女性も、韓国人にこう言われるのは心外だろうな。虎の威を借る狐。強い奴に事大して周囲に偉ぶって見せるのは、歴代朝鮮固有の歴史だったりするもんな。いまでもそうだし。気に食わない日本相手に自分で何かしようじゃなくって、アメリカさま、中国さま、国連さまが云々、だもんな)」


「どーしたんですか、まささん。何か不思議そうな顔をして」


「いえいえ、どうもありませんよ。まあ、誇りがどうとかいう話は横に置いといて、そういった態度が実際に楽だってのは事実でしょうね」


「楽、ですか?」


「だってそうでしょう? 自分自身が実力持ってなくても、他人の上に立ったような気分になれるんですよ。それで何かトラブルが起きても、今度は『あいつのやったことだから、わたしは関係ない』って切り捨てちゃえば済むことですし」


「逃げですか。気に入りませんね」


「ねねさんみたいなひとは少数派です。(心の声:特にコリアンでは、な)でもですね、そんな日本女性でも、結局王さまキャラに馴染むことはないんですよ」


「なんでですか?」


「少し考えたらわかることですけど、王さまキャラがその女性をゲットしたら、今度は偉そうにしていた自分が偉そうにされる立場になるわけです。それを素直に受け入れられる女性はたいした数ではないですよ。美味しい目を見られなくなるんですから」


「なるほど」


「でもまあ、それも自業自得と言えますかね。自分の選択に責任を持たなかった自分自身の問題です。じゃあ次は、騎士になりたいひとの解説でもしましょうかね」

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