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「まささん、叩き起こされる」の巻

(泥酔している身を無理矢理戦場に叩き込まれたまささんは、そのまま若いねねさんに徹底蹂躙されたのでした)


「ごちそうさまでした!」


「……疲れた……つーより、もう死ぬ。しばらく身動きひとつできません」


「おゥ、それはいけませんね。水を飲んで回復してください」


「(心の声:誰のせいでこうなってると思ってるんでしょうね、この娘は)」


「まささ~ん。ひと休みしたら、また頑張ってくださいね。わたし、まだまだ物足りません!」


「(心の声:死にます。死にますってば!)と、とりあえず寝かせてください!」


「いーですよ。じゃ、その間、わたしまささんで遊んでますね」


「(心の声:もう勘弁してください)」


そう言ってまささんがお休みモードに突入したのが、およそ午前一時のことでした。


酔いもあって熟睡していたまささんでしたが、突如としてその眠りを妨げられます。


「まささん! 起きてください!」


「う゛~、どうしたんですか、ねねさん。いま何時ですか?」


「三時です」


「午前の、ですよね。エッチするならもう少しあとにしてくださいな」


「違います! 大変なことが起きてしまたんです!」


「大変なこと?」


「はい! ルームメイトがケータイ電話落としてしまたのです!」


「はぁ」


「あのこ、クラブに遊びに行てて、大事なケータイ落としたらしいんです。探しに行てあげなくてはなりません! まささん。突然で悪いんですが、わたしのアパトまで送て行てくれませんか?」


「(心の声:焼き鳥屋出たのが八時前だから、余裕で七時間は経ってるな。酔いは……大丈夫そうだ)夜中だし仕方がない。なんとかしましょう」


「ありがとうございます!」


かくしてその日のまささんたちのデートは、よくわからない形でのエンディングを迎えたのでありました。


なおまささんは、ねねさんを送っていったあと、いつも待ち合わせに使っているファミレスの駐車場で、朝までぐっすり車中泊と決め込みました。


「(心の声:念のため念のため。アルコール残ってたらますいし。でも、この時期の深夜は寒ィィィ~ッ!!! 毛布常駐させててよかったァァァ~ッ!)」

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