「ねねさん、ついに力尽きる」の巻
(生まれて初めての同乗走行を終えたねねさんでしたが、寝不足+二日酔いの影響からか、そのまままささんインプの助手席で爆睡してしまいました)
「(サングラスをかけたまま熟睡してるねねさんを眺めつつ)まささんさん。この状況じゃ、もう走れそうにないですね」
「ですよね」
「どーすんですか、これから。まだ午後の走行枠ありますよ」
「しゃーないです。隣のレストランで飯食ったら彼女と話して、中途で抜けさせてもらいます」
「仕方ないですね。ご愁傷様です」
というわけで、まささんはねねさんを起こして、サーキット場の隣にあるレストランへと赴きました。
「注文は何にします?」
「わたし、パスタをお願いします。ナポリタンで」
「じゃあボクはカツカレーで」
「まささん、ごめんなさいね。わたし、やぱり眠たいです。いつもなら、まだ寝てる時間帯です」
「(心の声:改めて気付いたんだが、この娘、韓国人なのに謝るんだよな)う~ん、早朝出発ってのがまずかったですね」
「ごめんなさい」
「ねねさんの責任じゃないですよ。今度来ることがあったら、お昼からの走行だけにしましょう」
「ありがと! まささんはやぱり優しいですね」
「今日はこれ食べたら地元のほうに帰りましょう。で、そこで晩ご飯食べて、それからあなたの家まで送っていきますんで」
「ごめんなさいね。お礼は帰ってからいぱいしますね」
「いえいえ、気にしないで。今日はお付き合いいただいて、こっちこそ感謝します」
結局わずか数本走っただけでサーキット場をあとにする、ちょっと寂しいまささんなのでありました。