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「まささんたち、サーキットに着く」の巻

(ねねさんを乗せたまささんのインプレッサが目的地であるサーキットに到着したのは。まだ午前八時になったばかりのころでした)


「うは。みんなもう来てる。早起きしてるな~」


「(すぴ~)」


「ねねさん、着きましたよ。起きてください」


「う~ん。ごめんなさい、まささん。もう少し寝かせてください(すぴ~)」


「あらら(心の声:これだから酔っ払いは)」


まささんがパドックにクルマを入れると、たちまち野次馬陣がやってきます。


「おッ! 連れてきましたね、例のコリアンガール」


そういって先鋒を気取っているのは、某地元アイドルグループに所属する娘を持つ、ベテラン走り屋のつよぽん氏でした。


「約束ですからね。連れてきましたよ」


「もうやってきたんですか?」


「下品なひとですね。それでも年頃の娘の父親ですか?」


「性欲忘れたら、それは男じゃないですよ。大事なことじゃないですか!」


「その割に、ジムカーナ練習会に連れてきた(当時JCの)娘さんをボクに会わせないようしてましたね」


「何をあたりまえなことを。父親として当然の義務です。大事な娘を、なんで野獣の前に差し出さなきゃならないんですか!」


「ひどいッ! ボクのどこが野獣ですか?」


「全部です。もしかして自覚なかったんですか? 修行が足りませんね」


「もうなんとでも言ってください」


そんな騒ぎもなんのその。まささんインプの助手席でぐーすかぴーし続けてるねねさんなのでありました。

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