「ねねさん、性愛?を語る」の巻
(ねねさんの手料理でおなかをふくらませたまささんは、入浴→行為のコンポののち、ゆるりと賢者……ではなく会話モードに入ったのでした)
「(ちびりと缶ビールを飲みながら)ふひ~、疲れたァ~」
「えちのあとの冷たいビールはやぱりとてもオイシーですね(ぐびぐび) 男のひとは、せくすすると全力疾走と同じぐらい疲れるて聞きました。今日はどうせお泊まりですから、まささんもいぱい飲んで、ゆくり休んでください」
「お気遣い感謝します」
「回復したら、また気持ちよくしてあげますね」
「お、お手柔らかに」
「でもまささん」
「なんでしょ、ねねさん」
「まささんて、おもしろいひとですね」
「何がです?」
「まささん、わたしとえちしてるとき自分がなんて言てるかおぼえてますか?」
「? 何か変なこと言ってましたっけ?」
「まささん、えちのときわたしに、『痛くない?』とか『重くない?』とか聞いてばかりでしたよ」
「あ……ああ、それは(心の声:よく聞いてやがんなァ。これだからオンナって生き物は)」
「わたしと前に付き合てた日本の男のひと、わたしにいろいろしながら『気持ちいいだろ?』とか『感じるだろ?』とかばかりでした。わたし正直、バカジャネーカ、このヘタクソ、て思てましたよ。ジシンカジョ-て奴ですか? でも、まささんもビビりすぎです。まささんが思てるほど、オンナの身体はヤワじゃないですよ。頑丈ですよ。もと乱暴にしてくれてもいいんですよ」
「そうは言いましてもねェ……」
「どーせわたし、せくす自体はあんまり気持ちよくないんで、まささんが自分のいいようにしてくれればいいんです! そのほうが、わたしも楽ですから」
「ハ?」
「そんな女の子もいるんですよ。まささんは賢いですけどアホですね。男のひと、韓国人も日本人も、女の身体気持ちよくするのに気を遣いすぎです。女を気持ちよくしたら、それで女の心もゲトできると思てるんでしょうか? だとしたら、世の中のオトコて随分とアホですね」
「は…はは(心の声:ねねさん。オトコって生き物は、ことごとく妄想世界の住人なのですよ)」