表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/89

「ねねさん、手料理を持ってくる」の巻

(いつもの場所でねねさんを拾ったまささんですが、今回は食事の場には行かず、そのまま宿泊施設に直行します。本当ならいろんな場所にねねさんを連れて行ってあげたかったまささんですが、ねねさんがそういうのを「めんどくさい」と一蹴したのでした)


「おー、まささん。ふたりきりで食事するのは初めてですね」


「そう言えばそうですねェ」


「ちょと早いですけど、ご飯食べますか? お風呂入てえちしますか? わたしは、まささんがいいほうでいいですよ」


「(心の声:なんだかえらく即物的なデートになっちまったなァ……とほほ)」


「どーしました、まささん?」


「いえ、なんでもないです。ご飯食べましょか」


「わかりました!」


そう言ってねねさんは持ってきた複数のタッパを展開します。


メインとなったのは、肉と野菜をたっぷり煮込んだスープのような料理と、やはり肉と野菜を用いた炒め物。


あと、たぶんサンチュと思われる生の野菜と粒の大きな生ニンニク。


おにぎりみたいに握った白いご飯も見えたりします。


「キムチがないですね」


「まささん、キムチ好きですか?」


「まあ好きな方ですけど、それよりも韓国料理にキムチがないというのもイメージ的に違和感があるというかなんというか」


「わたし、キムチ食べないですよ!」


「なんと!」


「韓国人、すぐにキムチキムチて言いますけど、最近の若いひとはキムチ食べないひとも多いです」


「へェ」


「もちろん辛い味は好きですけど、わたし、韓国風の唐辛子の味より、中華風のスパイスの味のほうが好きです。だから最近、外食で中華料理ばかり食べてますよ。豚の背骨スパイスで煮込んだ料理がお気に入りです! 今度一緒に食べに行きましょうね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ