「まささん、ねねさんに事後報告する」の巻
(二次会が終了した次の日の朝、まささんはねねさん宛にメールを打ちました)
「無事帰り着けましたか?」
「おけ」
「ごめんなさい。ひとつ謝ることがあります」
「?」
「実はあのウ○ンの力、ねねさんからのプレゼントだとばらしてしまいました」
「えー! 言わないでて言たじゃないですか!」
「それについてはごめんなさい。でもね、あなたへの好意を横取りするのは、やっぱり心苦しかったんですよ。そこのところはわかってください」
「心苦しいてなんですか?」
「う~ん、罪悪感がある、とでも言いましょうか」
「わかりました。言てしまたものはしかたないです。お友達は何か言てましたか?」
「気立てがいい娘だってほめてましたよ」
「気立てがいいてなんですか?」
「性格がいいという意味です」
「おゥ! 韓国の女としてはあたりまえのことです! ほめられるほどのことではないですよ~」
「で、ですね。まだだいぶん先の話になるんですけど、ボクらのイベントに招待しようって話になったんですよ。サーキット行くイベントなんですけど」
「サーキットですか。行たことないです。いつごろですか?」
「冬ですね。だから、その頃になったら改めてお誘いします」
「そですか。楽しみに待てます。ところでまささん」
「なんでしょ、ねねさん」
「わたしの手料理食べたくないですか?」
意味深なお言葉に、メールを打つ手が一瞬止まるまささんなのでありました。