「まささん、エキサイトする」の巻
(まささんのヘイトめいた愚痴を受け、ねねさんもまたアブない発言を繰り出します)
「そーいえばまささん。日本の女のひと、結婚しても旦那さん以外にへーきで恋人作るて聞きましたけど、それてホントウですか?」
「どこで聞いたか知りませんが、一部ではマジですね!(←断言)」
「おゥ」
「ボクの知り合いは、それでやられました」
「ナンテコッタイ!」
ここでねねさんにスイッチが入ります。
「あり得ませんねーッ! たくさんの恋人欲しいなら、ケコンなんてしなければいいのにーッ!(ぐびぐび)」
「その意見には同意しますッ! でもこの国では、『結婚は妥協。不倫は純愛』という宗教が蔓延しつつあるのですッ!(ぐびぐび)」
「フリンってなんですか? チリンて鳴る奴ですか?」
「それは風鈴。不倫というのは、結婚相手とは別の異性と男女関係を楽しむことです」
「ナンテコッタイ! それは旦那さん・お嫁さんに対する裏切り行為じゃないですかッ!(ぐびぐび)」
「しかしッ! そういったテーマのテレビドラマが大ヒットしてしまうのが我が国の実情ッ! フツーなら、『テメーッ! あたしらオンナを莫迦にすんなーッ! そんな腐れビッチを公共の電波で賞賛するんじゃねーッ!』って声が巷から上がってきても不思議じゃないのに、作品は大ヒット! 社会的に受け入れられちゃってるのが現実ですッ!(ぐびぐび)」
「許せませんねーッ!(ぐびぐび)」
「許せませんッ!(ぐびぐび) あーッ、生中ふたつ追加ッ! あ、待って。俺は酎ハイに切り替えッ!」
「日本の女性、貞淑なヤマトナデシコと聞いてましたが、嘘だたんですねッ!(ぐびぐび)」
「そんなパーフェクトジオングみたいな珍妙な生き物、いったいどこに行けば見られるんでしょ!? いるとしたらフィクションの中だけっすよ!(ぐびぐび) だから日本のオトコは結婚しないのですッ!」
「まささんッ!」
「はいッ!」
「韓国の女のひと、日本の女のひとと違て、絶対に浮気しないですよッ!」
「……はいッ!?」