表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/89

「まささんねねさん、参加者と合流する」の巻

(ビアホール電車に乗るため集まっていたまささんのクルマ好き仲間たちは、彼女連れでやってきたまささんを見て、思わず驚きの表情を浮かべるのでした)


「こんばんわ~(心の声:おおッ! ラブコメとかでありそうな反応だけど、これはこれでなかなか気持ちいいもんだな)」


「まささんさん。一応女の子連れてくるとは聞いてましたが、まさかまさか、本当に連れてくるとは思ってませんでしたよ」


とは、このイベントの主催者、チューニングショップ「エム・スポーツ」のミズヤマさんの言葉です。


「ほかの誰かなら別に驚きませんけど、これが()()まささんさんが、となると……ねェ(と周囲の皆々に同意を求める。そして頷く周囲の皆々)」


「……妙に引っかかるリアクションじゃないですか」


「だってそうでしょ? あなた、日頃から女性不信隠してないじゃないですか? いまどきの日本女はイケメンに虐待されても『キャーッ! おとこらしいわ! ステキッ! 抱いてッ!』になるけど、ブサメンに人生救われても『キモッ! どうせ初めからあたしのこと狙ってたんでしょ! 不潔ッ! 消えてッ!』になるってのは、いつものあなたお得意の台詞なのでは? なのに、いったいこれは、どういう風の吹き回しですか?」


「いや、この、そもそも日本人じゃないし」


「えッ!?」


「どもみなさん、初めまして。韓国から来たねね言います。今日はよろしくお願いします」


猫の皮を二重に被って丁寧に一礼するねねさんなのでありました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ