「まささんねねさん、集合場所に向かう」の巻
(イベント当日、まささんとねねさんはビアホール電車に乗るため、集合場所の駅前に向かうのでした)
駅前の駐車場に愛車を停めたまささん。素早く助手席側に廻って、ねねさんが降りるのをサポートします(まささんのインプレッサは、いささか乗り降りが不便なのです。特にスカート履いた女性の場合は)
「まささん。今日はいたいお友達が何人ぐらい来てるですか?」
「そうですね~ だいたい二十人ちょっとってところですね」
「そんなに!」
「実は、ビアホール電車の運転手も、ボクらのクルマ仲間なんですよ」
「スゴいですね~ まささん、お友達たくさんいますね~」
「友達というか、趣味仲間というか、そんな関係です。たいしたもんじゃないですよ」
「でもわたし、まささんが自分のお友達にわたし紹介してくれるて聞いて、モノスゴク嬉しかたです!」
「?」
「だて、いままでわたし、まささんのプライベトなこと、何も知らなかたですもの。わたし、まささんがわたしのこと、そのひとたちと同じくらいに思てくれてたのわかて、それがとても嬉しかたですよ!」
「そうですか。そりゃよかった。お誘いした甲斐がありました」
「じゃ、急いで行きましょ。お友達みんな、まささんのこと待てますよ!」
ねねさんがまささんの手を握ります。
それは、「ヤっちゃってるふたり」がするように、互いの指をしっかり組んだ握り方でした。