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「ねねさん、際どい発言をする」の巻

(ふたりでお寿司を食べながら、まささんとねねさんは、いろいろお話をするのでありました)


「このお店、妹と甥っ子が日本来た時、一緒に入たお寿司屋なんです」


「ヘェ、妹さんがいたんですか」


「いたんですよ~。でね、甥っ子が小学生の低学年なんですけど、ウチではTVゲームばっかりしてるし、食べ物の好き嫌いは激しいし、お菓子ばっかり食べてて困ってたんです。あー、おにさん、生中追加!」


「はいはい」


「で、ですね。ここでお寿司食べた時も、その子、決まったものばかり食べるです。妹がとても甘やかしてるんで、代わりにわたしが叱ったですよ。いろんなもの食べないと駄目よ、て」


「そりゃいいことですね。子供は大人が叱らないと、自分勝手に成長しちゃいますから、犬とかと同じで、すぐに自分が王さまだと誤解する。それって、大きくなってからだと通用しないことだから、小さいうちに矯正しとかないと」


「ですよね~。わたしも甥っ子かわいいですから、きっちりと叱ってあげるんです」


「なるほど。いいお母さんになれますよ。偏見かもしれないけど、最近は『いいお母さん』になれない、なろうとしない女の人が多くなってきてるんで、そういう古風な考え持ったひとは、本当に貴重な存在だと思いますよ」


「日本人もそういう女の人増えてるんですか?」


「増えてますねェ。子供甘やかして、学校とか職場とかに突撃するお母さんたちが。こっちでは『モンスター』って言われてるんですけど、そんなのって、結局かわいがりでもなんでもないんですよね。ペットでも飼ってるつもりなんでしょうか」


「まささん……なんか偉いです」


「?」


「そーいう考えの男のひと、わたしそんけーします」


「いやふつーの考えでしょ?」


「まささん、子供好きですか?」


「どーでしょ? 自分の子供ならアレですが、あまり好きとは言えないかも」


「じゃ、好きになてください。わたし、初めは女の子が欲しいです」


「?」


「まささん。今日これからまだ時間ありますよね」


「まあ、このあとの予定は入れてませんが」


「じゃ、ここ終わたら、まささん、わたしとえちしましょ!」


「……はい?」

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