「まささん、ねねさんと寿司屋に行く」の巻
(ねねさんのお呼ばれに応じたまささんは、地元の回るお寿司屋さんに向かうのでした)
「(心の声:しかし……ファミレスの駐車場で待ち合わせしてから寿司屋に行くってのも、なかなかどうよって光景だな。しかも時間は午後三時。ランチでもなくディナーでもない。なんでまたこんな時間に……)」
「まささ~ん! お待たせ~!」
「待ってません。いまきたところです(←実は三十分待ち)」
「じゃ、さそく行きましょう(フラフラ)」
「……なんか顔青いですけど大丈夫ですか?」
「あ~、大丈夫だと思う。ちょと二日酔いなだけだから。昨日も四時まで呑んでたよ~」
「昨日の四時って、夕方の?」
「ううん。朝の四時。だからあんまり寝てないね」
「(心の声:それは昨日ではなく今朝と言うべきなのでは)」
「あ~、でもちょと気持ち悪いかな。まささん、行く時コンビニよてくれます? 二日酔いに効くドリンク剤買ていきます」
「そんな調子で食事できるの? なんならデートくらいキャンセルしてもいいんだよ?」
「もたいないよ。せかくまささんと会えたのに。二日酔い、いつものことだから、まささん気にしないで。いざとなたら、帰りにどこかでちょと休ませてくれればいいよ。じゃじゃ、ゆくり行きましょ。安全運転でお願いね」
「(心の声:ホントに大丈夫なのか? つーか、帰りに休ませろってどこでだよ)」
頭の中を不安がよぎるまささんなのでありました。