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「まささん、友人と語り合う」の巻

(ねねさんとの初デートを終えたまささんは、その結果を件の友達に報告したのでした)


「──と、まあ、こういう展開だったわけで」


「ひとまず帰還おめでとうございます。拉致されなくてよかったですね。相手が朝鮮だけに」


「ボクも初めは冷や汗ものだったよ。中盤以降は別の意味で冷や汗かいたけど」


「いやいや、まささん。まだまだ油断はなりませんぞ。何せ相手はアグリーコリアン。あなたを籠絡することで何を狙っているのかわかったものではありませんからな」


「こんなアルティメットプアーなフリーライター籠絡して、彼女になんの得があるのかさっぱりわからんが」


「あなたにわからないことが、自分にわかるわけないでしょう?」


「だったら言うなよ」


「まあ冗談はさておき……まるで漫画みたいな出来事ですな。その年になってのモテ期ですかい。日頃の行いが悪いからこその罰ゲームじゃないですか」


「日頃の行いが悪いってなんだよ。こんな究極の善人捕まえてさ」


「善人? ご謙遜にもほどがある。学生時代、極悪のジョインターとして、ろくでなしの人非人、鬼畜生の糞外道の名を欲しいままにしたあなたのどこが善人ですと? それはいったいなんのギャグですか?」


「そんなに誉めないでくれ。照れるじゃないか」


「褒め言葉だという自覚はあるみたいで結構です。でもまあ、楽しんでこられたのなら、それはそれでいいことじゃないですか。あとは行く付くところ(オトナの関係)に行けるかどうかですが」


「う~ん。正直言って、そこまで相手が望んでいるかはわからんなァ。酒代飯代ぐらいしか求められてはいないような気もするし」


「ポイゾン喰らわば食器まで、じゃないですか、まささん! もう観念して、さっさとドッキングしてきてくださいよ。で、我が国の人口をわずかなりとも増やす手伝いをですね──」


「下品な奴だな。いったい誰に教育されたらそんな人間ができあがるんだよ。そいつの顔が見てみたいや」


「じゃあ、鏡をご覧ください」

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