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事故を笑うベビーフェイス
最初は派遣として来た感じのいい人だった。
この件から、本来の性格が見えた気がした。
S社のエレベーター事故から20年経ったとのこと。
それに関連する閉じ込め(事件)もあり、痛ましい事故だったと記憶している。
そのあと、私の勤めている会社でも一時的な閉じ込めがあった。
作業終了間際だったか、部品運搬作業者がリフトと共に閉じ込められた。
そのとき、エレベーターの前で笑いながら話す者がいたのだ。
「これも、S社のなんですかね~」と、一緒にいた相手に、にこやかに。
相手は、愛想笑いか呆れていたのか、その者に話を合わせていたようだった。
作業者がまだ中にいる時点での会話だったか、脱出したあとだったかは覚えていない。
だが、すぐ近くにその作業者がいたことは確かだ。
数分で脱出できてよかったのだが、目の前で笑っていた社員に対し、私は何も言えなかった。
ただ、なんだこいつは。と思うだけだった。
あのとき、なんと言ってやればよかったのかと、今でも思うことがある。
他にも、残念な場面に遭遇する。




