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フカフカの布団
「おやすみなさい!」
僕はそういって
自分の部屋のベッドの中に入った。
暖かくてフカフカの布団。
いつもより心地よく感じる。
きっと布団を干してくれたんだ。
なんだか優しいぬくもりに包まれた。
今日もいつもの部屋のいつものベッドで眠る。
春夏秋冬。晴れの日も。雨の日も。
晴れた日には星が見える。
いや、あれは部屋に飾った宇宙のシール。
雨の日には雨音がザーザー。
ポツポツ。ペタペタ。
ヒュー。ガタガタ。
窓が揺れているけど大丈夫かな?
風が強い台風の日。
ピカッと光ってビクッとする
心臓を震わす大きな雷の音。
光から音までの時間を心の中で数える。
「1、2、あ~。」
枕に顔をうずめて止むのを待つ。
ドキドキする心。
ワクワクする気持ち。
クリスマスの夜。
もう寝なくちゃ!
フカフカの布団の中で
ぐっすりと眠りについた。
読んでくださってありがとうございます!