↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/24

第三話 現実



あの日からずっと魔力を動かさすことにほぼほぼ時間を使った。

それから色々なことに挑戦した。

魔力には流れがあって胸のあたりから指の先まで張り巡らされている。意識すれば動きが変わってその意識したところに魔力の一部があつまる。

傷口に意識を集中してみるとほんのり暖かくなる、しばらくすれば痛みが少し和らいで、触れてみれば傷口が少し小さくなる。


傷口に意識向ければ治り、筋肉に意識を向ければ体が普段よりも硬くなった。

傷が完全に治ったら変なので違和感ないていどに治るのを早めたり、肺に酸素をいっぱい溜めて消毒を乗り越えたり、鞭打ちや、心臓圧迫、腹パンは身体強化で苦痛を和らげたり

すぐに全てをすぐにうまく出来たわけではなかった。

魔力を動かすので手一杯で、実際に有効に使えるようになったのは最近のこと。それでも魔力を動かすことに集中してる間は耐えるのも辛くなくなったし、拷問対策ができるようになった今では実際の痛みも軽減した。

にしても色々とこの過程で失敗した。

肺に酸素をいっぱい溜めようとして極限まで集中したら肺が破裂するかと思った。身体強化したら鉄みたいに硬くなって、鞭で傷跡は出来ないし、腹パンではむしろあっちが手を痛めていた。

その時は本当にバレるかと思って焦った。どっちもラグっていう笑い声のうるさいやつがやったのが幸いしてバレることなくお腹を一蹴りされるだけで済んだ。



それでも。それでもまだ足りない。

復讐するにはまだ準備が足りていない。

まずは、視覚。どのくらいの人がいて、どこにいるのか、建物の構造がどうなっているか分からなければ逃げられずに捕まって殺されてしまう可能性が高い。それに今は動くこともままならない。手足を作るには今の案だと土魔法を使い、体に繋げなければいけない。


今までやってきたのは自分の体内で魔力を動かすだけで具現化していない。そこはここからバレないように練習しなければいけない。

ここからが本番だ。

拷問での苦痛もほぼなくなった。もっと集中して魔力操作に専念できる。杖がなくてもやってみせる。











そんなことを思い意気込んでいた矢先、私はどこかに連れ出され馬車かなにかで道の悪いところを移動していた。今まで消毒以外はほぼ椅子に括り付けられたままだったのに。

もしや奴隷として売られてしまうのだろうか、今まで何故かあいつらに犯されることがなかったのは、高値で売るためかもしれない。五体不満足で傷跡だらけの体では買い手がつくとはあまり思えないけど


馬車が止まったガタイのいい男に担がれて外に出る。人の喧騒は聞こえない。鈴虫の鳴き声がする。木々や草の匂い、自然の匂いがする。森の中だろうか。

男に投げられて少しの浮遊感のあと地面にぶつかる。岩じゃなくて土の柔らかさがある


何故こんなところへ?




「あ、あの…ここはどこでしょうか。私はこれからどうなるんですか?」

「あ?あぁ、お前はもう用済みだよ。俺たち的にはもっと遊びたいんだがな。ここで獣にでも食われて死ね」

「ギャハハ、かわいそーwwリサーナちゃんは最後までかわいそーだなww」

「奴隷として売られないだけ感謝しろよ。」

「ローク、こいつの顔は目以外傷跡もないし、残ってる手も買っちまえば、四肢がない処女がほしいいい趣味したジジイが買ってくれるかもしれないぞ。獣に食わせるなんてもったいなくないか?」

「ボスが足がつくからやめろっつったからだよ。前言ってただろ話聞いとけよ。チッ…じゃあなリサーナちゃん」

「ギャハッ、じゃあね、リサーナちゃん」

「ま、待ってっ!!置いてかないでっ」


嘘でしょ。あと一歩なのに、あともう少しで復讐できるのにこんなところで終わるなんてっ!!


「クソッ!!!置いてくな!!!待て!!!うっあ"あ"あ"あ"あ"あ"ああああああああああああ」


叫び声も虚しく馬車の音が遠のいていった。



最後までお読み頂きありがとうございました。

評価・感想お願いします。

文章の書き方アドバイスも頂けると…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。