第二十三話 服を買いに
区切り的に短いです。申し訳ありません。
「服屋は道を少しズレたところにあるので歩いている人も減ると思います。」
「おっけー、そしたら、白杖もそこで使ってみようかな。ここだと使えてないし」
ここを離れたら整備された道を通る時はあるのかな。アスパリの道は整備されてるんだろうか
「ここから白杖使ってみようかな」
うんうん良い感じ。細かいところまでみれて小さな段差もわかるし、壁とか障害物が範囲に入っていると避けながらになるけど何かにぶつかることもなく歩けてる。
「…そういえば、服はリサーナさんが選ぶのでしょうか。」
「ん、あー…動きやすくて露出が少なければそれで良いんだけど…せっかくならマリアナさんに選んでもらいたいなーって…ダメかな?」
「リサーナさんがそれで良ければ大丈夫ですよ。子供たちに私の編み物は色が可愛いと好評ですから可愛いくなると思います」
「よかった、ありがとう。マリアナさんって子供たちに編み物あげてるんだね。」
そういえば物が全然ないけど会って最初の頃は編み物をしてる時があったな
「はい。暇な時にマフラーやポシェットを。最近はやっていませんが」
「へぇーいいなー」
いいなー。お手製マフラー…欲しい…
「…リサーナさんさえ良ければ作りましょうか」
「え!?いいの!!…2週間もないけど…」
「あまり大きなものはできませんが」
「すごい嬉しいよ。でも無理しないでね。」
「ありがとうございます。そんなに喜んでもらえて嬉しいです。」
残りの期間で恩をできるだけ返すって言っておいてお願いしてばかりだな。食べ物もこの杖も全部払ってもらっているし。マリアナさんは何も言わないけど…
マリアナさんのために何ができるのかな
「あ、ここです。着きました。」
そんなこと考えてたら到着。恩返しはまた後で考えよう
「入りましょうか」
「はーい」
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