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第二十二話 出店2

半年に一回の更新じゃないかとは思うけどそこを目標にしたら一年更新になりそうなので、まだ言います。「月一で更新します!!」と!!!すいませんごめんなさいごめんなさい。みてくださりありがとうございます。




「では食事スペースまで行きましょうか」


「そうだね」

マリアナさんの手元からする美味しそうな香り。この香りに耐えながら観光なんてできない。それと作りたてがやっぱり一番美味しいしね。


「ちょいちょい、そこのシスターお二人さん」

「目ーつぶってる子と別嬪さん」

においにつられてマリアナさんの方にグイグイ体を寄せていたら、屋台の隣に座っていろんな雑貨を広げてるおばさんに呼ばれたみたい


「私ですか?」


「そうそうお嬢ちゃんたちのこと。目瞑ってるってことは盲目なんかい?」


「まぁそうですね」


「そうかい。目が見えないってなると道を歩くのも大変だろう。盲目のやつは大抵のやつは細い杖を持ってるけど今日は忘れたんかい。だから隣のシスターにくっついてるんかい?」

くっついてるように見えたのはただ匂いにつられてただけだけどね。それよりも気になることを言ってる


「杖?」

結界内では魔法を使えないし、結界の外に出るつもりの人以外で杖を持ってる人は見たことがないと思う


「お嬢ちゃん盲目なのに知らないで育ったのかい。盲目用の杖だよ。その杖に魔力を流して地面を叩くとその周囲の高低差とかでこぼこが感覚でわかるようになるんだ。」


「へぇ〜そんなものあるんですね。」

「私も知りませんでした」

マリアナさんも知らなかったのか。少し安心。私が世間知らずってことでもないよね多分


「隣のシスターさんは子供たちといるのは見かけるが、子供ばっかりで他には目がいかないんじゃないかい、変哲なものをうってるこっちには目もくれないからねぇ」


「すいません…」


「ハハハッすまないね。悪く言いたかったわけじゃないんだよ。シスターさんが息抜きできてるのか心配でね。いらないお世話だね。」


「…いえ、ありがとうございます」


「うちでは使えるもんから使えないものまで色々揃ってるから是非見てっておくれよ。」


「ありがとうございます。あ、でもお肉冷めちゃうといけないし後ででも…」

私が見ても、形はわかっても見た目とか用途はわかりそうにないものばかりで見てたら時間がかかりそうだからね


「そうかい…なら盲目用の杖だけでも買ってかないかい」


「え、杖あるんですか!?」


「ハハハッそりゃあるさ。じゃないと呼びかけたりなんてしないよ。古いもんで、ボロっちいけど機能は落ちてない。結構長く使えると思うよ。」

欲しい。この杖があれば心配してた旅路も順調なものになりそう。でもここでしか売ってないって事はないと思うし、あとでマリアナさんと一緒に探してもらうのもありだよね。


「ん〜でもあとでまたきま「買います。」」

マリアナさん!?


「毎度あり。」


「ありがとうございます」

「マリアナさん」

マリアナさんの服の裾を引っ張っておばあさんと少し距離をとる


「どうしました?」

「(ちょっと決めるの早くない!?悪い人じゃないだろうけど、後でまた別のお店も見てみようよ)」


「(近くの杖を扱う店の出品状況は随時確認していますが、そのような杖の取り扱いが入ったとは聞いていません。)」

なんで杖を扱うお店にはそんな詳しいの


「(信じてください。孤児院の仕事ばかりで出店には全く目は行きませんが杖を扱う店のことだけは自信があります。)」

「(信じてないわけじゃないけどさ)」


「今なら半額にするよ」

「買います」

なんて取引上手なのおばあさん


「良いんですか?」


「あぁ。さっきはきつい物言いをしちまったしね。それにあまり売れるもんでもないから」

盲目で杖を持ってなくて歩いてる人がそもそも居ないだろうしね


「ならお言葉にあまえてー、ありがとうございます!!」

「はいよ。」

おばあさんからマリアナさんに杖が渡って、マリアナさんが私に杖を渡してくれる

ぎゅっと両手で握ってみて、結構細い。折れちゃいそう。

さっそく見えなく()()()()して、杖に魔力をいれて、地面を叩いてみる。


ほ〜。大幅1歩と半分くらいの範囲が見える。魔力放出より繊細で道の小さな凸凹とか、人の靴の形の違いとかもわかる。高さは太ももぐらいまでしかわからなくて地面に杖の先がついてる間だけだけどすごく良い。なにより魔力放出に比べて魔力が全っ然っいらない!!


杖を空に掲げてみる。

「いいね!!気に入った!!」

これは完全に旅の相棒になるよ


「気に入っていただけて何よりだよ。細くて曲がりやすいから擦って歩くってより地面を叩きながら扱うと良いよ」


「はい!ありがとうございました!」

「ありがとうございます」


おばあさんとわかれて暫く杖を使って歩いてみて、人混みで使うのは難しいことがわかった

杖で見える範囲だと急いでたり足の速い人には対応できないし、足の動きだけだと周囲の人がどう動くかが細かいことがわからない。

杖を叩くスペースも必要になって、人の足を叩いてしまうことにもなって大変だった。

ということで、結局魔力放出しながら歩くことにした。

旅路では役に立ってもらうよ相棒


そんなことを試していたら食事スペースに着いた。


「ここが食事スペースですね。あちらの机が空いてるのでそちらで食べましょう。水を提供してくれているようなのでとってきます。先に行っていてください。」

そう言って私にお肉を渡して去って行った。私も移動しよう。




「マリアナさんがどこにいるか全くわからないな…」

人混みに一度紛れてしまえば全く見分けがつかなくなる。大体あそこらへんにいるのだろうとわかっても。そんなに遠くには行っていないだろうしすぐに戻ってくるとは思うんだけど。だけど…

「お肉が誘惑してくるよ〜」

少し時間が経ったというのにお肉は温かくて袋から匂いがしてくる。それに食事スペースだからか、周りからいい匂いが!!


グゥ〜〜

お腹をおさえながら机に突っ伏す

「早く〜マリアナさ〜ん」

お腹すいたー食べたい食べたい食べたい


「そんなに寂しかったですか?」

ヒェッ

耳元から囁いてくる美声!


「び、びっくりした〜。あ、お水ありがとう」


「ふふっいいえ。では、早速食べましょうか」


「うん!」





すーっごく美味しかった。特製ソースは醤油ベースみたいで味が濃くて、お肉は油が噛んだ瞬間に染み渡ってきて、気づいたら食べ終わってしまっていた。

マリアナさんが食べ終わるのを見てたら、最後の一つをあーんってしてくれたから食べた。

どこからか若いねぇ!って聞こえた気もする。

あーんはよくある事って思い込んだ方が精神的安定のためには必要なんだよ。



「次は洋服を買いましょうか」

「うん。そうしよう」

お腹も満たされたし買い物を続けよう






【小話】

お金はマリアナさんが払っています。

リサーナ罪悪感ないの?→全部終わらせて家帰ってからお金とフォークを送るつもり

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