第二十話 歴史
読むのも書くのも嫌いな説明回です。
歴史です。世界観です。割と重要な要素盛りだくさん!
チュンチュン(省略)
今日はおでかけです!!二人で朝ごはんを食べ着替えました。
マリアナさんの仕事着も少し大きめだけど支障なく着れた。…なんでかは言わないけど胸元だけすごくぶかぶかしてた。私がないわけではない。マリアナさんがすごくあるだけだよ。
ということで、家から出ていざメルトメリアの街へ!服も買って観光しよう!!
「今回観光するのはメルト国のメルトメリア!!メルトのみんなはすごく親切なんだって!だから、この地に住みたい!って人が後を立たなくて唯一入国審査がある国だね!」
「突然どうしたんですか」
声を大にして解説し始めた私に引き気味なマリアナさん。
「私色んな国を観光するのが夢だったんだよねー。」
今は違うけど
「それが発狂する理由にはなってないです」
発狂はしてないですー
「だぁからー、いつか観光するのに調べて学んだことがここて発揮できると思ったんだよー。マリアナさんにも教えてあげるねー、メルトって国はーー」
「それならこの地に住んでいる私の方が詳しいですね、メルトは「ちょっまってマリアナさんが説明するの!?」はい「強い意志を感じる…」はい。メルトという国は…」
【メルト】
フラネリア大陸にあるうちの大国に該当します。
通称「協調の国」といわれ、お国柄というものか、献身的な人が多く、おもてなしの精神も豊富です。
リサーナさんが言うように入国審査が必要ですが、実態は住む方に対しては適切に対応し受け入れているだけですので、居住に関する規制はありません。
故に、多民族国家の世界ランク2位、白の神官の降誕率は圧倒的1位を維持しています。
「へぇ〜、白の神官さんが沢山いるのは知っていたけど、多民族国家2位の理由は知らなかったなー」
ちなみに、白の神官って言うのは…「白の神官と言われる方々は…」声にも出してないのに、説明とられそう。
「いえ、白の神官の説明をするまでにアネクメマについて説明した方が良いですよね」
「私は知ってるから説明しなくても」「アネクメマというのは」「圧つよ」
なんかマリアナさん性格違くない??
…そんなことないか。たまに押しが強いところ出てるもんなー
【アネクメマ】
フラネリア大陸には「アネクメマ」という人には有害な、住めるような環境にはない地が各所に突如出現しました。アネクメマは徐々に土地を侵食して行き、侵食速度は遅くはなかったので、早いうちにアネクメマによりフラネリア大陸全土は人が住めなくなる。と、言われていたのです。
そんな滅びゆく大陸に救いをもたらしたのが白の神官と呼ばれる方々です。
【白の神使】
アネクメマ出現後、一部の人々に白い髪に金の瞳になる突然変異が起こりました。年齢性別、生まれ、人種問わず。
そして、突然変異を起こした人々は特別な力を身につけた。と言われています。白の神使の中で他言無用のようで、予測は立っていますが詳細は知られていません。
話を戻します。大陸は恐怖の中にあるなかで、白髪金眼となったその人々は何かを示し合わせたように各々近くのアネクメマ付近に行ってアネクメマの周囲を散歩し始めました。(え、散歩し始めたの?はい、そうですよ。)
アネクメマが広ければ分担して、それは毎日行われました。するとアネクメマの侵食は収まったのです。(ただの散歩で?)
ただの散歩のようでしたが、突然変異が起こっていない普通の人では意味がなく侵食が止まることはありませんでした。
そのため、その人々は、神が使わせた救いだと敬われ「白の神使」と呼ばれるようになったんです。
今は、白の神使と呼ばれる方々はアネクメマ付近でそれまで生業にしていたことをもとに開業したり、各地を転々としたり様々ですね。
国から縛られそうなものですが、現状アネクメマの対抗策が白の神使しかいないことと、特別な能力を身につけた。と、言われる割に一般市民と変わらない。これといって目新しいことがないために手出しはされていないようです。
「へー、なんか、白の神使って思ったより普通だね。凄い人で周りに尊敬されてるって聞いてたから意外かも。」
「そうですね。私が働いている孤児院の院長が白の神使ですし、普通の方ですよ。尊敬されるというのはこれまでの歴史ではなく白の神使になる素質があるとされる人柄でしょう。」
「院長白の神使なんだ!」
「えぇ。テルーさんもリサーナさんのこと心配していましたし、良ければ明日帰りがけにもお会いしてみませんか?」
「もちろん!むしろ会いたいよ。お世話になったしありがとうって言っておかないと」
それとマリアナさんのこと色々聞きたいし。
「良かったです。喜んでくれると思います」
「それで、さっきの話だけど、白の神使に素質とかがあるの?」
「一説ですが、心の優しい人、救世主願望がある人とよく言われます。」
「救世主願望!?」
「他には、自分ことを顧みないで誰かを救おうとする人、であったり…色々な説が飛び交っていますね。
共通しているのは尊敬される人格を持っている、ということでしょう。」
「なるほどぉ…」
物知りだなー、マリアナさん
「それにしても、白の神使とアネクメマの歴史については周知の話、貴族であれば確実に知っていることだと思うのですが」
「えっ!??あっ、いやっ!!私のところの国だと、ほら、アネクメマが小池かなーってぐらい小さいのしかないし、それも結構遠くにあるし!!身近じゃないから、その」
家庭教師に教わったような気がしなくもないけど!!
「あぁ、リサーナさんの母国ガシィナから大きなアネクメマを囲って独立したのがアスパリでしたよね。身近に感じないのも仕方ないですけど、」
「えぇ?!!アスパリって元々ガシィナ国だったの!?!?」
「なんで知らないんですか」
笑うしかないね…
「自分の国のことなんですから…流石に知っておきましょう…?」
「うぅ…はい…」
勉強はちゃんと受けよう!!!!!
読んで頂きありがとうございました。
【小話】
アスパリのアネクメマについて
アスパリでも白の神使が侵食を止めてくれていますが、一日費やすぐらいに人材不足と範囲が広いためしっかりとお金が出てます(アスパリ国から)。治安悪い上に散歩だけで1日が終わるのでつまらないらしい。そのため白の神使の間で相談、派遣されている(半月に一度交代)。国では金は出すけど不干渉とされて捕虜化は絶対禁止。理由は不明




