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第一話 希望の光

前話読んでいない方向けマイルド(?)あらすじ:少女は目と右腕、両足を失くし、心が死んでしまいそうです。





「ギャハハハ」

下卑た笑い声で目が覚める


笑い声はこちらにやってきて、段々と音量が大きくなる

ガチャリ、コツコツコツ

扉の音と足音が3人分聞こえる。


「やぁ、リサーナちゃん。お目覚めかな?おっと目がないから寝てるのか起きてるのかわかんないなぁ」

「.......」

「ギャハハ、おい、ロークやめてやれってww耳はまだ聞こえるんだからさwww」

「クックッ、お前もやめてやれ。起きてないなら俺が起こしてやるよ。おい、ラグ、そっちにある鞭こっちに渡せ」

「お、リゲルはやっさしーなwほれ。この鞭でいいか。鉄球付き」

「お、起きてますっから…や、やめてください、お願いします。」

「あ?起きてるなら早く言えよ。喋れなくしてやろーか??使わねえならいらないよな。おい、リゲル鞭打ちは後だ。ラグ、ペンチとナイフ持ってこい、こいつの歯全部抜いて舌もギタギタに切り刻んでやる。」

「ギャハッ、いいねぇww持ってくるから俺にもやらせてくれよ??」

「っ……!ご、ごめんなさい。わざとじゃないんです。今度からは気をつけるから、やめてください。」

「ローク、一応尋問しろって事なんだから喋れなくしたら遊べなくなるだろ。」

「ん?あぁ、そうだったわw完全に忘れてたわ。しょうがねぇな、おい、リゲルさっきのは無しだ。」

「あ、ありがとうございます…」

「さっきの鉄球付きの鞭持ってこい、今日は全身鞭打ちだ」

「っ…」


こんな日々はいつまで続くのだろう。いっそのこと殺して欲しいと何度も思った。だけど自死する勇気は湧き起こることなく、心を無にする。痛みで叫ぶことは無くなった。唇を噛み締めることも。暗闇の中でただひたすらに1日が終わるのを待つ。いつものように
















 

ふと、体の奥に何かが流れているのを感じる。暖かいような…色が着いている?黄色、緑、青、赤…何色とも言えない。それは私にとっての希望の光のようだった。





見失わないようにその光を追っていく。それは体全体を流れてるようで。意識を集中させると動きや速さが少し変わる。体の一部を意識してそこに光を誘導してみると流れが変わって一箇所に集まる。体がほんのり熱くなった。この感覚を私は知っている。これは魔法を使った時の感覚だ。もしかして、この光は魔力?!!!っ!!

いけない、鞭にうたれたときに体が跳ねてしまった。


「な、なんだぁ…突然跳ね上がって……」

「ギャハハ!!痛かったんだろ〜??www」

「そうかぁ?さっきから打っててもなんの反応もなかったのに…」

「まぁなんでもいいだろ、反応があった方が面白い。」

「つまんなかったから痛がった方が楽しいわギャハwww」





あいつらは反応がある方が喜ぶ。そうなれば拷問がさらに過激になるし、痛がって叫べば叫ぶほど体力が持ってかれて自分を苦しめるだけ。

それに暗闇に逃げてしまえば痛みも鈍る。だから叫ばず反応しないようにしてたんだけど、さっきのはいつもよりも痛くて反応してしまった……


それよりも、魔力のことだ。きっと私が見つけた光は魔力だと思う。わからないけど。

でもこれは本当に私にとって希望の光になりうる。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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