第十四話 草原で髪を切る
サブタイトルつけました
マリアナさんにおんぶされ草原に到着した。
道中、何回も周りに人がいないか聞いていたら怒られた。広範囲は魔力の消費量が多いから聞くしかないんだよ。仕方ないけど恥ずかしいものは恥ずかしいんだよ。
マリアナさんは籠からシートをだして床に敷きその上に置いてくれた
それにしても草原で魔力を放出しても地面以外ぶつからないからすごいな…っと、これから魔力使いまくるのに無駄に消費しちゃダメだよな
「マリアナさん、多分手足作るのすごく時間がかかって今日中にできるかもわからないから、先に髪を揃えてもらっていい?」
「わかりました。短くなどはせず、揃えるだけにしますか?」
「ん〜、そうだなぁ。伸ばしたいから揃えるだけで…あ、でも前髪を眉毛隠れるぐらいまで切ってもらっていいかな。」
髪型にそこまで頓着してるわけではないけど確か捕まる前は腰下まで髪を伸ばそうとしていたのだ。
理由が思い出せない…なんでだっけな。
「わかりました。では早速やらせて頂きますね。鋏を使うので動かないようにしてください。」
そう言って鋏を取り出して私の右側に立つ
私の髪に触れて一度櫛で梳かしてから右横の髪を軽く持ち上げる
人に髪を触られるのって落ち着くっていうか…いいな。あいつらに触られた時はそうでもなかったけど…あの時は髪を強めに引っ張られたからなー
ジャキッ
思い出(?)に耽っていたら髪を揃えるどころじゃない音がした
「マリアナさん…?」
「す、すみません。梳き鋏だと思って横髪を切ってしまいました。伸ばしたいと言っていたのに、申し訳ありません」
試しに左腕を回して触ってみる。右の横髪が顎と同じ高さにまで切られていた。自分の髪型を想像してみる、前までは髪は後ろと右横が伸びて、左だけ短くて跳ねていたんだと思う。だけど今は右横も短くなって、左右非対象だけど前よりも良くなってる気がする。うん、むしろ良いかも。
「全然大丈夫だよ!むしろ良くなってる気がする。それにマリアナさんって完璧人間だと思ってたから可愛いところ見れて嬉しいよ!」
「……ありがとうございます。私は完璧人間なんかではありませんよ、むしろ…。次は失敗しないよう注意しますので続きをやらせて頂いてもいいでしょうか」
「もちろん!」
その後は特に失敗することもなく私が希望した通りにやってくれて、触った感じ前のバサバサな感じとは程遠くなった気がする。
お読み頂き有難うございます。
後書きで多分物語の中で語られない…けど言っといた方がいいかなってのを【小話】で書くつもりです。
って事で早速
【小話】
・魔力の見え方
魔力は粒子状
現状リサーナ見え方はモノクロの世界がぼやけて見えてます。魔力が届かないところは黒く、自身との距離が近いほど白く見えるらしいです。
物体と衝突しないと薄まってやがて見えなくなるとか
・リサーナの身体
太もも半分はあるので座れます。(現実ではわかりません)




