プロローグ
↓↓重要↓↓
プロローグは出来るだけの「グロさ」を詰め込んでいます。
本筋は基本のほほんと進みます。そのため今話との差が激しいものになっています。
今話読まなくても全く支障ありません。
【次話から読み始めることをお勧めします。】
手足の爪を剥がされた。
皮を剥がれた。
指を切り取られた。
背中を鞭で打たれた。
右目の眼球を潰され。
左目の眼球を抉り取られた。
化膿を防ぐための消毒と称して液体の中に逆さまから入れられた。
傷に染みて、涙が液体に混ざった。
液体を飲み込んで溺れて気絶した。
液体を吐いたら心臓を圧迫されていた。
吐いても吐いても圧迫され続けた。
助けてやってるだけだろだとか言いながら。
やめてと言う声も出せなかった。
気絶しそうになると鳩尾を何度も殴られた。
消毒液を体内に入れるのは害だからと。
胃液しか出なかった。右手首を切られた。塞がらないうちに手首から関節の間を切られた。
簡単には切れなくて、骨が割り箸が横半分に折れたみたいな状態にだった。
そこから捻り切られた。
次は関節から肩の間を。
斧が当たったと思った瞬間断続的にくる強烈な痛みで気絶した。
起きたら右腕がなくなっていた。
次は左足、その次は右足。
両足がなくなった。
左腕だけは無事だ。
そう思えたのはほんの少しの期間だけだった。
暖炉の横に寝転がらせられる。
あいつらは私の左腕を棒で曲げられないようにして、暖炉の中に突っ込ませた。
肉が焼けるにおいがした。
酷いにおいだった。
熱くて痛かったのが徐々に鈍くなった。
背中の傷が癒えない頃にまた鞭で打たれた。
また、液体に入れられる。
一体私が何をしたというのか。
私の家系は代々国に従事していて、色々な機密情報を扱っている。そのため今での拷問は敵国が情報を引き出すために行なっているらしい。
しかし、私はまだ16歳で、家族のお仕事について詳細なんて知らない。
だと言うのに何故。
本当に知らないのに。
最初の頃、泣きながら許しをこいた。
何も知らない。ごめんなさい。許して。
それでもやめてもらえなかった。
次第に当初はあった尋問がなくなり、拷問だけをされる日々となった。
拷問してくる奴らをみたら始終醜悪じみた汚い笑顔だった。
心の底から私を拷問することを楽しんでいた。
その頃には許しを乞うことも泣くこともやめた。相手を喜ばせてしまうだけだったから。
徐々に徐々に拷問内容は悪化していき、私の体の一部が失われていった。目、腕、足…一応尋問のためという定があるためか、声帯と聴覚は奪われなかった。
私は絶望した。終わらない苦痛に。復讐心に燃えても、ほんの一瞬のこと。結局はなすすべもなく痛めつけられる日々。死なせてほしいと心の底から願っていた。目が覚めるたびに現実を否応なしに突きつけられる。そんな日々を繰り返したことで心が死んでいくのを感じた。